市川中車、歌舞伎『もののけ姫』を「伝説に」 亡き猿翁さんの遺志継ぎ「父だったらどう動くか」

スーパー歌舞伎『もののけ姫』製作発表会見が5日、都内で開催され、歌舞伎俳優の市川團子、中村壱太郎、市川中車が登壇。作品にかける思いや意気込みを語った。

会見に登壇した市川中車(左)と市川團子【写真:ENCOUNT編集部】
会見に登壇した市川中車(左)と市川團子【写真:ENCOUNT編集部】

スーパー歌舞伎『もののけ姫』製作発表会見

 スーパー歌舞伎『もののけ姫』製作発表会見が5日、都内で開催され、歌舞伎俳優の市川團子、中村壱太郎、市川中車が登壇。作品にかける思いや意気込みを語った。

『もののけ姫』は1997年に公開された、原作・脚本・監督を宮﨑駿氏が手がけた不朽の名作。人間と自然の壮絶な衝突と共生への願いを描いている。

 スーパー歌舞伎は二代目市川猿翁さんが立ち上げ、1986年に『ヤマトタケル』を上演してから今年で40年の節目。『もののけ姫』で主演を務める團子は「スーパー歌舞伎は祖父が現代の人に歌舞伎の魅力を伝えたいという精神のもと、命がけで創始したもの。祖父のライフワークのような活動だった。祖父がいない始めてのスーパー歌舞伎の新作です」と話し、「しっかりと覚悟を持ち、どうにかこの舞台をいい舞台にして、1人でも多くの方に感動していただき、明日を生きる活力となるような舞台になるよう力を合わせて誠心誠意舞台に向かっていきたい」と覚悟を口にした。

 続く中車も、「父が『ヤマトタケル』をうって出たときすべての人から『やめたほうがいい』という意見があったと聞いている。しかし、成功させて40年がたった。その時に感じていた熱を、いま僕がこの空間で感じている熱と似ているのかもしれません。父だったらどうするのか、父だったらどう考えるか、父だったらどう動くか。この気持ちを全員で感じ、みなさんの力を借りながら前に進んでいく」と伝え、最後に「我々は父の遺志を継いで、この2026年の7月、8月の公演を伝説にしなければならない」と改めて身を引き締めた。

 会見には演出を担当する横内謙介氏、スタジオジブリの鈴木敏夫氏、松竹の山根成之取締役副社長も参加。同舞台は7月3日から8月23日まで新橋演舞場で上演される。

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