バックボーンはバレーボール 薬学生・山吹マリンが格闘技に目覚めたワケ「TVをつけたらRIZINを」
格闘技イベント「DAYS Presents DEEP JEWELS 53」(24日、東京・ニューピアホール)でアマチュア4連勝を飾った山吹マリン(和術慧舟會akza)。クレバーな戦いぶりを見せているが、現在、薬学部に通う6年生(23)だ。格闘技との出会いや素顔に迫った。

試合前は1か月で8kgの減量
格闘技イベント「DAYS Presents DEEP JEWELS 53」(24日、東京・ニューピアホール)でアマチュア4連勝を飾った山吹マリン(和術慧舟會akza)。クレバーな戦いぶりを見せているが、現在、薬学部に通う6年生(23)だ。格闘技との出会いや素顔に迫った。
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格闘技との出会いは、意外なものだった。きっかけは2021年の大みそか。「『ガキ使(ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!)』がやらなくなった時に、テレビをつけたらRIZINをやっていて。そこで初めて総合格闘技という存在自体を知りました」。
そこからMMA(総合格闘技)の沼にハマった。過去の映像を調べ、魅了されたのはPRIDE時代の五味隆典と川尻達也の激闘だという。「ボクシングはよく見ていたんですが、自分もやりたいとは思わなくて。でも総合格闘技の、打撃だけじゃなく寝技もタックルもあるアグレッシブなところを見て、『人間こんなことできるんだ』って惹かれました」と明かした。
格闘技経験はもちろんなく、バックボーンはバレーボール。「腰が重いと言われるのは、レシーブの動きが生かされているのかもしれない」と分析する。しかし、格闘技への熱が高まっても、すぐにジムの門を叩いたわけではない。
「ちゃんと勉強しないと、両親から『学業がおろそかになった』と反対されちゃうなと思ったんです。だから勉強をしっかりやって、その時点での単位を全部取り切ってから2024年頃に始めました」
当初、父親からは「打撃なんてダメ」と反対されたという。「最初は寝技(グラップリング)から始めたので、『打撃はやらないよ』って言っていたんですけどね。どんどん試合にも出るようになって、いまでは『そこまで本気だったんだ』と驚かれます」とおちゃめに振り返った。
今回の試合は50キロ契約。体重の近い選手に比べると、圧倒的に身長が高い。試合に向けては、1か月で8キロもの減量を敢行するそうだ。もちろん、計量オーバーへの恐怖心は強く、「このショーツを履いて100グラムでもオーバーしてたらどうしよう、とすぐ不安になる心配性なんで」と苦笑いを浮かべた。
薬学生としての知識が選手生活に生きる場面はあるのか。その問いには「授業で筋肉に関わる薬が出てくると『おぉーっ』となります」と笑いつつも内なる野心をのぞかせた。
「薬剤師になった後、スポーツファーマシスト(アンチ・ドーピングなどの専門知識などを持つ薬剤師)の資格も取れるので、それを生かせればいいなと思っています」
ネット上では「美女ファイター」としても注目を集めているが、本人は浮かれることはない。「そう言ってくださるのはうれしいですが、やっぱりちゃんと結果を残さないと。とにかく勝たないと、フィニッシュしないと、そういうことばかり考えています。Xもやっていないので、ネットの意見はあまり見ていないんです(笑)」とさわやかに受け流した。
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