孫を連れて帰るたびに義父母が“神対応” ネットも称賛「めちゃめちゃほっこりして素敵」 良好な関係築くコツは

結婚すると、避けて通れないのが義実家との付き合いだ。同居の有無にかかわらず、子どもが生まれればなおさらその関係は大切になる。一方で、義実家とうまく関係が作れず悩む人も多い。ネット上には義両親に対する不満の声も相次ぐ。そんな中、男女の双子を育てる30代女性は、義実家の“神対応”ぶりをSNSに公開。「めちゃめちゃほっこりして素敵」と、大きな反響を呼んだ。女性はどのように良好な関係を作ったのだろうか。

義両親との距離感、どうすれば?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
義両親との距離感、どうすれば?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

義父母から心配りの数々 ネット反響「どんな徳を積んだらそんな義実家に恵まれますか」

 結婚すると、避けて通れないのが義実家との付き合いだ。同居の有無にかかわらず、子どもが生まれればなおさらその関係は大切になる。一方で、義実家とうまく関係が作れず悩む人も多い。ネット上には義両親に対する不満の声も相次ぐ。そんな中、男女の双子を育てる30代女性は、義実家の“神対応”ぶりをSNSに公開。「めちゃめちゃほっこりして素敵」と、大きな反響を呼んだ。女性はどのように良好な関係を作ったのだろうか。

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 投稿は、双子の幼稚園入園というタイミングで義実家を訪れた女性が義両親から受けた心配りの数々をつづっているものだ。例えば、ホームセンターでフライパンを買おうとすると、付き添ってくれた義父は「1番高いやつ! 買ったる」と言い、他の日用品も含め、大量に奮発してくれたという。帰宅すると、留守番をしていた義母が子どもの体操服の裁縫を終えて出迎えてくれた。

「実は買いたい物なんて特になかった義父。私と双子の欲しい物を買ってくれただけ。私が日用品見てる間ペットコーナーやおもちゃコーナーで双子を見てくれてお会計もしてくれてポイントだけ私のカードにつけてくれる。義実家行くといつも苺のハーゲンダッツや刺身、デザートなど私の好物が冷蔵庫にある」

「リビングには部屋一面にプラレールの線路が広がってて双子はいつも大興奮。義母情報では義父が朝から大掛かりなものを作ってくれてるそう。
毎日毎日入園準備に追われて嘆いていた私を知ってた義母。ノータッチの夫。夫が手伝ってないことを知り、横で見てて何もやらないとは何事かと叱ってくれる
そして入園祝いを頂き、ご馳走をいただき、メゾピアノのお洋服をいただき(義母センス良いタイプ)、ファミリアなどもいただき、子供が欲しがってた物や必要な物などいただき、その他書ききれないほどいただき、いただきすぎて私はどうご恩を返せば良いのですか…??(今回に限らず普段からこんな感じ)」

 一つ一つは小さな善意であっても、随所に感じる義両親からの深い愛情。女性の感謝の思いを込めた投稿は、350万回の閲覧件数を記録するなど、大きな反響を呼んだ。「めちゃめちゃほっこりして素敵」「赤の他人だけど嬉しい気持ちになりました」「うちの両親には無い素敵なものを持ってらっしゃる、、」「どんな徳を積んだらそんな義実家に恵まれますか?!」と、義実家の“神対応”ぶりに驚く声が続出した。

 古くは嫁と姑の問題を筆頭に、難しいとされる義実家との付き合い。SNSをのぞけば、義両親に対する愚痴も多い。

 いったい、女性はなぜ、ここまで良好な関係を築いているのか。「努力しているようなことは何もなく、ただ義父母が何の見返りもなく良くしてくれるから、心から感謝できる。何か恩返ししたい気持ちになる。日々その繰り返しです」と、語る。

 双子が生まれたのが3年前。そこから女性の人生は激変した。育児の大変さで疲弊し、睡眠時間を大きく削られる時期もあった。

「とにかく手が足りません。赤ちゃんの2人を抱っこしてあやしたり同時にお世話することが困難で、1年間まともに睡眠が取れませんでした。同年齢の2人が同時に違う方向に走ると、私の体は1つしかないので、追いかけて捕まえることができません。常に命の危険と隣り合わせで、外出するのもおっくうになります。経済的にも同時に倍かかるので苦しいなど、お伝えしきれないほどたくさんあります」

最初は義父母との“距離感”に悩みも 「どこまで甘えて良いのか分かりませんでした」

 夫が仕事から帰宅した夜を除き、1日のほとんどを1人で育児していた。そんな中、そっと手を差し伸べてくれたのが義実家だった。

 3年間で一番うれしかったことを聞くと、「3年以上ずっとサポートしてもらっていて、いつも感謝してうれしいので、一番というのが思いつかないです。申し訳ありません。書いていて思いつきましたが、『出産してからずっとサポートしてもらっていること』が、一番うれしいのかもしれません」。とにかく、状況を察して、必要な支援をしてくれているという。

 最初はどう接していいのか、悩むこともあった。

「最初は義両親に対してものすごく気を遣って遠慮の加減や、どこまで甘えて良いのか分かりませんでしたが、出産してから3年以上週1ペースで顔を合わせているので、義父母の性格はすごく知ることができました。逆に私の性格も知ってくれたと思います」。義両親の人柄にも恵まれ、今では、女性が嫌がることや苦手な物、喜ぶことや好きな物など理解してくれていると感じている。

 世の中には女性のように義実家と良好な関係を築けない人もいる。

 その理由について、どのように感じているのだろうか。

「義父母が嫌いな人の意見で多いな、と感じるのは『義両親が自分の気持ちや意見だけ押し付ける』でしょうか。急に自宅に押しかける、孫の行事を自分都合で勝手にする、など嫁の都合や気持ちを一切聞かず尊重しないこと。不要な物を押し付けたり、古い時代の常識を強要することも多いです。そういう義父母は『自分の子は大切だけどお嫁さんはしょせん他人』と思っているのがよく分かります。そんなふうにされると嫌いになって当たり前かな…と思います」

 どんなに仲がよくても“過干渉”はトラブルのもとだ。

「義両親、お嫁さん、お互いに、自分の気持ちだけを押し付けずに相手を尊重する。思いやりを持ち、ほどよい距離感での付き合いが理想ですね。我が子より、お嫁さんを大事にする義両親はだいたいお嫁さんにも好かれています」と、“コツ”を明かした。

 大きな反響があったことについて、女性は「うれしい感想をたくさんもらって私もうれしくなりました。あらためてすてきな義両親であることに感謝し、もっと大切にしたいと思いました」と受け止めた。そして、「反対に義両親との関係に悩んでいる方もたくさんいらっしゃいます。お嫁さんは血のつながりはないかもしれませんが、本当の家族だと思って思いやりを持って接してあげてほしいと思います」と結んだ。

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