野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）は21日（日本時間22日）、米マイアミのローンデポ・パークで決勝が行われ、日本が米国を3-2で破り、2009年第2回大会以来14年ぶり3度目の優勝を飾った。侍戦士たちのプレーは多くの感動を与えたが、それを裏切るかのように優勝の号外がフリマアプリで転売されている。

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　日本は村上宗隆（ヤクルト）と岡本和真（巨人）のソロホームランと、ラーズ・ヌートバー（カージナルス）の内野ゴロ間にもぎ取った1点で、3-2で最終回へ。最後は大谷翔平（エンゼルス）が同僚のマイク・トラウトを三振に仕留め、優勝した。

　優勝決定直後には街で号外が配られ、“争奪戦”の様相を呈している場所も。多くの人が殺到し、警察が出動する事態にもなっていた。

“争奪戦”で手に入れた号外の悲しい行先が22日未明に明らかになる。フリマアプリ「メルカリ」に続々と出品されていた。

　強気のユーザーは「10枚セットです　よろしくお願いします！　綺麗なの厳選して送ります。折りたたんでの発送となります　値段交渉あり」と紹介分を入れ、1万5000円で出品している。他にも新聞各社の号外を集めた“セット”は8500円で出品され、すでに売り切れになっていた。

　悲しい現実にネットでは「転売目的にあの人溜まりにいるのを想像すると、なんか」「何でもかんでも転売する奴きもいね」「転売用の号外」「冷めるわ」「WBCバブルやな」「同じ国に住む人として本当に恥ずかしい。」「大半は金の事しか考えてない」「それをわざわざ買うやつも」「地獄絵図やんか」「いったい試合を見て、戦いを見て、何を学んだんだ」などの声が寄せられている。