子を持つことは悪? 少子化を背景にネットで蔓延する反出生主義とは 当事者の声を聞いた
出生数の低下が止まらない。厚労省が今月5日に公表した人口動態統計(概数)によると、2024年上半期(1~6月)に生まれた赤ちゃんの数(外国人は含まない)は前年同期比6.3%減の32万9998人で、年間では初めて70万人を割る公算となった。少子化が加速する近年、ネット上では「新たに子を作るべきではない」「人間は生まれてこない方がいい」といった考え方が広がりを見せている。「反出生主義」と呼ばれるこれらの思想はどういったものなのか。当事者や専門家に話を聞いた。