祖母はなぜ小学校に向かったのか…27歳女性が震災後に向き合った“真実” 「おばあちゃんは、最後まで私を…」
東日本大震災からまもなく15年。復興が進む一方で、原発のある福島・双葉町と隣の浪江町では、今も町の大部分が帰還困難区域に指定され、住民の立ち入りが制限されている。報道が減り、震災記憶の風化が進むなか、一度は離れた故郷に戻り、つらい過去の思い出を証言する道を選んだ女性がいる。双葉町の「東日本大震災・原子力災害伝承館」で職員として働き、語り部としても活動する横山和佳奈さんに、失われたふるさとの記憶、葛藤を抱えながらも選んだ仕事、そして今伝えたい思いを聞いた。