40歳目前にぶつかったシンガーとしての壁、中田裕二が克服した「過去に囚われない自分らしさ」
シンガー・ソングライターの中田裕二が、通算10作目となるアルバム「PORTAS」(ポルタス)を11月18日にリリースした。前作からわずか7か月というハイペースで作り上げた背景には、今この時代だからこそ歌で伝えたいことが、あふれ出てきたという。今作は哲学っぽさを帯びたアルバムタイトルやアートワークが特徴的だが、楽曲自体は、堅苦しさは何ひとつなく、むしろストレートに心に響く1つ1つの言葉、そして中田のトレードマークとも言える艶やかで濃淡のある歌声が、優しく傷ついた心をそっと包み込んでくれる。30代最後の年に中田が、門(=PORTAS)をくぐって見えた先の世界とは?