山での救助費用、全額自己負担にすべき? 現役救助隊員の本音「そのために保険がある」
長野県小谷村の白馬乗鞍岳で29日、バックカントリースキーをしていた外国人5人のグループが雪崩に巻き込まれ、2人の死亡が確認された。登山やバックカントリースキーでの事故や遭難の際、必ずと言っていいほど議論の的となるが、捜索や救助にかかる費用の問題だ。日本では自治体による救助の場合は原則公費、民間の場合は自費となっているが、実態はどのようなものなのか。日本山岳ガイド協会や日本バックカントリースキーガイド協会、日本雪崩ネットワークに所属し、新潟・湯沢町山岳遭難救助隊として救助活動も行う山岳ガイドの長井淳氏に、バックカントリーのリスクと救助活動に対する本音を聞いた。