チューリップのアルバムデビュー50周年に改めて考える魅力 脈々と受け継がれる遺伝子
チューリップが今年でアルバムデビュー50周年になる。1972年、シングル&アルバム「魔法の黄色い靴」でデビューした福岡県出身の5人の若者は、73年「心の旅」の大ヒットにより、一躍スターの仲間入り。当時流行していた「四畳半フォーク」(生活感あふれる私小説的フォークを当時はそう呼んだ)とは違う、ビートルズの影響を多大に受けた「サウンド志向」のバンドとして、メンバーの親しみやすさもあり、「ニューミュージック」の中心的バンドとなったのはご存知の通りだ。