避難長期化で気をつけたい誤嚥性肺炎 歯科医師が訴える災害時の口腔ケアの重要性
1日に発生した能登半島地震から3週間がたった。死者は230人を超え、現在も約4万8000戸で断水状態が続くなど、被災者の日常生活に多くの影響を及ぼしている。避難生活を送る人々は約1万4000人に上る中、懸念されるのは衛生状態の悪化だ。東京・浅草の歯科医院「ヒグチデンタルクリニック」の三枝遵子院長は、「口腔ケアを忘れないでほしい」と悲痛な思いを訴えている。最悪の場合、死に至ることもある「誤嚥(ごえん)性肺炎」を発症するリスクもある。どうすれば予防できるのか、注意点を聞いた。