【追悼・小松政夫さん】「本当に幸せ者です」植木等という親父に育てられた昭和の喜劇人
クレージー・キャッツの植木等の付き人を務め上げた後、日本有数のコメディアンとして活躍した小松政夫さんが12月7日に逝去されました。伝説のバラエティー番組「シャボン玉ホリデー」(1961年~72年、日本テレビ系)を皮切りに、伊東四朗とのコンビで「デンセンマン」や「しらけ鳥音頭」が人気を博した「みごろ! たべごろ! 笑いごろ!!」(76~78年、テレビ朝日系)など数多くのテレビ番組や、映画、ステージでも観客を大いに沸かせた稀代のエンターテイナー。「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」でお馴染みの淀川長治の秀逸なモノマネや、「どーしてなの、おせーて!」「ながーい目で見てください」「小松の親分さん」などギャグの宝庫でした。私小説「のぼせもんやけん」が原作となったドラマ「植木等とのぼせもん」(2017年、NHK総合)の放映はまだ記憶に新しいところでしょう。