中国返還で衰退していた香港映画に“復活”の機運 オマージュの『エブエブ』はオスカー7冠
アジアの多彩な作品を集めた第18回大阪アジアン映画祭が19日まで大阪・ABCホールなどで開催中だ。米国の第95回アカデミー賞では、往年の香港カンフー映画にオマージュを捧げた米映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(公開中)が、作品賞を含む最多7部門を制覇したが、本映画祭でも『四十四にして死屍死す』の世界初上映を含め、香港映画が計6本上映と“香港”の元気がいい。昨今、現地では何が起こっているのか。映画評論家で同映画祭プログラミング・ディレクターの暉峻創三(てるおか・そうぞう)氏に聞いた。