カミュの小説「ペスト」でうかがい知る新型コロナウイルス感染症が収束するとき
新型コロナウイルス感染症の拡大とともに注目を集めた小説「ペスト」。フランス出身の作家アルベール・カミュの長編作で、新潮文庫版の発行は1969年にもかかわらず長く読み継がれ、コロナの影響で緊急事態宣言が出た2020年4月には発行部数100万部を突破した。しかし、買ってはみたものの難解で読みにくく、途中で放り出してしまった向きもあるだろう。コロナ感染が再拡大しているこの年末年始に、改めて手にとって読みコロナ収束を想像してみてはどうか。