「ゴールデンカムイ」でブーム アイヌのドキュメンタリー映画に若者殺到、監督の思いは
アイヌ民族の幻の祭祀を記録したドキュメンタリー映画「チロンヌプカムイ イオマンテ」が、4月30日の公開後から好評を博している。映画公開直前に完結した人気漫画「ゴールデンカムイ」でアイヌ語の監修を務めた中川裕氏がアイヌ語表記と現代日本語訳を担当、公開初日から漫画のファンと見られる若い世代も劇場に足を運んでいるが、35年前に撮られたという映像はなぜこのタイミングで映画化に至ったのか。これまで50年以上にわたって日本やアジア各地の民族文化をカメラに収めてきた北村皆雄監督に、“アイヌブーム”に沸く今こそ訴えたい思いを聞いた。