エベレスト目指しスーツで登山、“炎上リスク”どう向き合う? 鉄人社長が爆風の山頂で語った信念
ピシッとしたスーツに赤ネクタイ、足元は革靴で手にはビジネスカバン……。オフィス街を駆けるビジネスマンさながらの格好で、日本百名山や名だたる海外の高峰など、過酷な山への登頂を果たす経営者がいる。1923年創業の紳士服総合販売店「オーダースーツSADA」の4代目・佐田展隆社長は、父の代から倒産寸前で引き継いだ会社を年商42億円企業までよみがえらせたやり手実業家の一方で、自社製スーツの耐久性と機能性を証明するためにアウトドアでの刺激的なチャレンジを多数敢行する“登山家”としての顔も併せ持つ。50代でのエベレスト登頂も視野に入れる佐田社長に、登山歴7年目の30代記者が同行取材。登山趣味そのものがたたかれがちな時代、なぜリスクある試みを続けるのか。その経営哲学をひも解く。