ポスター、政見放送が大荒れ…“宣伝ショー”と化した日本の選挙 専門家が警鐘「立候補段階で一定条件を」
東京都知事選は現職の小池百合子氏が3選を果たして、幕を下ろした。過去最多となる56人が立候補して全国的な注目を集めたが、一方で“ほぼ全裸”の女性が写ったポスターや無関係な内容が張られたり、掲示板の枠が事実上販売されたりする「選挙ポスター騒動」が起き、政見放送では突然シャツを脱ぎ始める女性候補が現れるなど、選挙の威信は失墜した。有権者やメディアの関心を集め、言わば“宣伝ショー”となった日本の選挙。立候補の自由は保障される中で、選挙制度の改正や「ふるい落とす」必要性を訴える声も上がった。政治ジャーナリストの角谷浩一氏が、2024年夏の都知事選を一刀両断した。