早田ひなの発言で脚光、知覧特攻平和会館とは何か 興味を持った若者へ伝えたい館長のメッセージ
「鹿児島の特攻資料館に行きたい」。今、若者たちの間でにわかに注目を集めているのが知覧特攻平和会館(南九州市)だ。パリ五輪の帰国会見で卓球女子代表の早田ひなが「鹿児島の特攻資料館」への来館を希望。昭和の戦争とは無縁の24歳の発言は反響を呼び、施設を知らなかった人にも、その存在を周知させた。太平洋戦争末期の沖縄戦で、1036人の特攻隊員が戦死。彼らの残した遺書や手紙などの遺品は戦後79年が経過してもその悲惨さを物語っている。この機会に見学に興味を持った若者に送るメッセージは何か。川崎弘一郎館長と学芸員の羽場恵理子さんに聞いた。