乳がんステージ4からの再起 事務職→通訳→遅咲き証券アナリスト→抗がん剤拒否の闘病…限界突破の女性社長
外資系金融企業で激務に追われる日々で、ないがしろにしてきた健康診断から、大病が判明した。バリキャリで仕事一筋だった47歳で乳がんの告知を受け、頭によぎったのは「これで大手を振って仕事を休める」という解放感だった――。乳房を4分の1切除する手術を受けて回復。闘病を機に人生を見つめ直して「楽しく幸せに働くこと」をモットーに掲げて起業し、カムバックを果たした60歳の女性社長がいる。事務職から奮起し、猛勉強で英語通訳になり、経済・金融への学びを深め、英国の大学で経営学修士(MBA)を取得。証券アナリストやファンドマネジャーとしてスキルアップを重ねてきた。限界を超え続けてきたビジネスライフ、紆余曲折の人生に迫った。