“富士見マンション”解体、一体何が? 近隣住民困惑、地元不動産屋からは過去の訴訟巡る証言も
建設が完了したマンションが急きょ取り壊しに――。そんな耳を疑うようなニュースが世間をにぎわせ、近隣住民を困惑させた。積水ハウス(大阪市)が建設したマンション「グランドメゾン国立富士見通り」で、最寄りはJR国立駅(東京・国立市)だ。地元商店街から富士山が見られる眺望で知られていたが、今回のマンション建設によって景観が損なわれるとする懸念が上がっていた。今回、同社は「著しい影響がある」と景観を考慮したことを認め、異例の撤回に至った。急転直下の混乱ぶりの背景に迫った。