40年間無職女性の壮絶人生 引きこもりから九九学び直し34歳で高校卒業 家族と和解…初めての労働
生まれてからこれまで40年間一度も働いたことがない無職女性が、作家デビューを果たした。いじめ、不登校、父親から暴力虐待を受け、母親からは「産まなきゃよかった」とさげすまれ……。長い引きこもり生活を送っていたが、精神病の治療を続けながら、徐々に家族との関係を修復。九九すらしっかり覚えていなかったが、一念発起して高校に入学し、34歳で卒業を果たした。自身の壮絶な人生をつづった著作でデビューし、古書店勤務で初めて働く「楽しさ」を知った。一方で、「中年の引きこもり」「長期間の無職」への世間の風当たりは厳しいものがある。