「もう二度と住めない」 震災で崩壊した自宅、絶望の中で無傷だった愛車 父の形見を載せた“奇跡の1台”
まさに人生が凝縮された1台だ。福島・いわき市に住む65歳の神場繁さんが大事に乗っているのは、1967年式のダットサン・フェアレディ2000(SR311)。シルバーのボディーが、新車のように輝く貴重な旧車だ。海外から逆輸入した運命の愛車。亡き父の“形見”を部品として使っており、今もしっかりと走り続けている。そして、14年前に起きた東日本大震災。自宅が住めなくなるほどの大きな被害を受けたが、この愛車だけは無傷で残った。苦難を乗り越えてきた愛車物語とは。