松山ケンイチ、ひきこもり役を熱演 取材の蓄積をもとに当事者の“声”をSPドラマ化
NHKは21日、松山ケンイチがひきこもり役を演じたスペシャルドラマ「こもりびと」を11月22日午後9時から放送すると発表した。
父親役には武田鉄矢、挿入歌には「ザ・ブルーハーツ」の楽曲を使用
NHKは21日、松山ケンイチがひきこもり役を演じたスペシャルドラマ「こもりびと」を11月22日午後9時から放送すると発表した。
同ドラマはNHKスペシャル班の膨大な取材の蓄積をもとに、“ひきこもり”当事者の声を聞き、ドラマとして制作した作品となる。
松山は「ひきこもりの特性上関係のない人たちが作り上げた像がそのまま認識されているような気がします。切り捨てても良い存在。自分たちには関係の無い人種。でももし、ひきこもりの人がいなかったら誰が思いやりや優しさよりも効率ばかり求める社会に『NO』と言えるのかなと少しだけですが当事者に触れてみて感じました。ステレオタイプのひきこもりからこの作品を通して少しでもその印象が変化していく事に期待していますし、各々の捨ててしまったもの、忘れてしまったものを振り返る機会になって頂けたらと思っています」とコメントした。
また、父親役は武田鉄矢が演じる。さらに、挿入歌には「ザ・ブルーハーツ」の楽曲が使用されることも発表された。
○あらすじ
重いストレスを抱え、働けなくなったことがきっかけに10年以上にわたってひきこもり生活を送る倉田雅夫(松山)を描いた同ドラマ。武田演じる元教師の父・一夫は地元でも尊敬を集める存在だが、雅夫の存在を世間から隠し、立ち直らせることも諦めていた。しかし、自らの余命宣告を機に、最後にもう1度息子と向き合うことになった。一方の雅夫は、閉ざされた部屋の中で人知れず、ひきこもりから抜け出す道を必死で探っていた――。
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【写真】父親役・武田鉄矢が泣きながら、ひきこもり役の松山ケンイチを抱きしめるワンシーン