【麒麟がくる】染谷将太「信長を演じるのはすごく楽しい」全能感漂う魔王に扮する
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第28回が11日に放送される。第27回「新しき幕府」では、ついに足利義昭(滝藤賢一)が上洛を果たす。織田軍は三好勢を一掃し、活躍が認められた光秀(長谷川博己)は将軍奉公衆に取り立てられる。
染谷は自身の役どころに意気込む「信長を全うしたい」
NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の第28回が11日に放送される。第27回「新しき幕府」では、ついに足利義昭(滝藤賢一)が上洛を果たす。織田軍は三好勢を一掃し、活躍が認められた光秀(長谷川博己)は将軍奉公衆に取り立てられる。
義昭を奉じて上洛した信長の影響力はますます強大なものに。信長を演じる染谷将太は、「信長は、どんどん力をつけて強くなっていく中で、“全能感”といいますか、怖いもの知らずになっていきます」とその変化について言及。「戦に勝ってみんなから褒められることがうれしいという点はこれまでと変わりませんが、自分の目標だけに邁進していきます。少し前までは戦で仲間が死んで悲しいという感情もありましたが、今はそういう感情も欠けていっている気がします」と、道三が残した「大きな世を作る」という野望に向かって進んでいく信長の心情を説いた。
その上で染谷は「信長を演じるのはすごく楽しいです」と話す。
「今回の信長は、分かりやすい悪役ではなく、ひとりの人間として丁寧に描かれています。ただ暴走するのではなく、そこにはちゃんと動機があり、過去のトラウマなどのさまざまな力が加わって、信長がどんどん止められない存在になっていきます。最後までちゃんと信長を全うしたいなと思います」(染谷)
第28回から始まる「京~伏魔殿編」。染谷が演じる、ひずんでいく信長の行く末に注目だ。