SW新作アニメは「日本文化の要素をたっぷり」 『モール/シャドウ・ロード』で取り入れた“原点”へのオマージュ

『スター・ウォーズ』シリーズの新作アニメーション『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』が、ディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスで独占配信されている。シリーズ屈指の人気を誇る“悪役”モールを主人公に据えた本作は、日本文化の要素を取り入れた演出でも注目を集めている。

『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』【写真:(C)2026 Lucasfilm Ltd.】
『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』【写真:(C)2026 Lucasfilm Ltd.】

モールが茶道をたしなむ印象的なシーンも

『スター・ウォーズ』シリーズの新作アニメーション『スター・ウォーズ:モール/シャドウ・ロード』が、ディズニー公式動画配信サービス・ディズニープラスで独占配信されている。シリーズ屈指の人気を誇る“悪役”モールを主人公に据えた本作は、日本文化の要素を取り入れた演出でも注目を集めている。

『スター・ウォーズ』は、ジョージ・ルーカスが生み出した銀河を舞台に、映画のみならず『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』や『マンダロリアン』シリーズなど、多彩な作品群で物語を広げてきた。本作はその流れをくむアニメーション最新作で、全10話構成となり毎週2話ずつ配信されている。

 製作陣には、『スター・ウォーズ』シリーズの精神を受け継ぐデイヴ・フィローニ氏をはじめ、モール役の声優サム・ウィットワーや歴代アニメーション作品を手掛けてきたプロデューサー陣が参加。シリーズやルーカスへの敬意が随所に込められている。

 その象徴の一つが、日本文化の取り入れ方だ。ルーカスは日本の黒澤明監督の作品をはじめ、日本の伝統文化から多くの影響を受けており、シリーズ内でもその要素が反映されてきた。モールも初登場時から歌舞伎を想起させるビジュアルで知られる存在だが、本作では日本の伝統文化である茶道をたしなむシーンが描かれる。ルーカスフィルム・アニメーション副社長でエグゼクティブプロデューサーのアシーナ・ポルティーヨ氏は「本作には日本文化の要素をたっぷり取り入れました。モールが茶道を行うシーンでは、声優を務めるサムが日本で実際に茶道に参加した際に学んだことが生かされています」と明かしており、正座して茶を扱う所作にもリアリティーが反映されているという。

 さらに、ルーカスの創作の原点へのオマージュも盛り込まれている。幼少期に親しんだ連続活劇から着想を得た演出を取り入れ、テンポのいい展開とアクション性を強化している。エグゼクティブプロデューサーのマット・ミクノヴェッツ氏は「この作品はジェットコースターのようなスリル満点でアクション満載な作品に仕上げたかったので、ジョージ・ルーカスが『スター・ウォーズ』の着想を得た当時の連続活劇へのオマージュをたくさん盛り込みました。そして主人公であるモールが物語を突き動かすんです」と語り、ルーカスへの敬意と作品の方向性を示した。

 本作の舞台はアニメ『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』直後、ジェダイ・オーダーが崩壊し銀河帝国が台頭する暗黒の時代。ダース・シディアスに見捨てられたモールが、惑星ジャニックスで新たな犯罪組織の構築を目論む姿が描かれる。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください