主人公なのになぜ? ファンから“嫌われた”キャラ3選

アニメや漫画の主人公は物語を作るうえで、作品の顔といえるほど重要な存在だ。しかし、そんな大事な存在であるはずの主人公が性格や作中の行動から、ファンに「胸クソ」と言われてしまうこともある。

否定的な声が多く上がった主人公を紹介(写真はイメージ)【写真:写真AC】
否定的な声が多く上がった主人公を紹介(写真はイメージ)【写真:写真AC】

ファンの反感を買った主人公の“問題行動”

 アニメや漫画の主人公は物語を作るうえで、作品の顔といえるほど重要な存在だ。しかし、そんな大事な存在であるはずの主人公が性格や作中の行動から、ファンに「胸クソ」と言われてしまうこともある。

 代表例といえば「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載していた『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)の主人公・夜神月(やがみらいと)だろう。月は優れた頭脳だけでなく運動神経や容姿にも恵まれ、警察官である父親譲りの正義感を持つ真面目な青年だが、才能に恵まれすぎたためか日常に退屈していた。ある日、月はノートに名前を書いただけで対象の人物を殺害できるデスノートを拾い、人生が一変する。

 デスノートを拾った月は次々と犯罪者を殺害していき、世界を作り替えて自分が新世界の神になろうとするのだ。しかし、多くの犯罪者を葬ったことで、月は警察に目をつけられ捜査から逃れるために、自分に好意を抱いている女性を利用したり警察関係者を殺害したりと暴走しはじめてしまう。

 この月の暴走にはファンからも「デスノート見れば見るほど月が嫌いになる」「Lと対決する為に月はどんどん正義の域を超え、躊躇なく罪のない人間を殺していくところが怖い」といった声があがり、嫌われる要因になってしまった。

 次に、同じく「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載していた『ニセコイ』(作:古味直志)の主人公・一条楽(いちじょうらく)もファンから嫌われることが多い。

 ヤクザの跡取り息子である楽は、クラスメイトの小野寺小咲(おのでらこさき)へ好意を寄せており、実は小咲も楽に好意を持っている相思相愛の仲だった。しかし、楽はマフィアとの抗争を避けるために、マフィアの跡取り娘である桐崎千棘(きりさきちとげ)と恋人のフリをしなければならなくなる。

 楽と千棘が恋人のフリをし始めてからというもの、楽は小咲にも千棘にも気を持たせるような態度をとり、最終的には千棘と結ばれた。これにはファンから「優柔不断で優しい(悪い意味で)だけの主人公」「小野寺ちゃんがかわいそすぎる。楽は最低」などと言われ、楽は嫌われたのである。

 彼の嫌われエピソードはこれだけではなく、別のヒロイン・橘万里花の結婚式を壊したことが有名だ。楽に思いを寄せていた万里花は、母親との約束で別の男性と結婚式をあげることになる。しかし、万里花の本意でないと察した楽は結婚式を壊しにいくが、その後、楽と万里花が結ばれるわけではなかった。

 このエピソードにはファンから「結婚式は止めるけどついでに振るって楽さんえぐい」「万里花の責任取らない女の敵まじ最低!!」と楽を嫌う声が多く上がっている。

 最後は『Re:ゼロから始める異世界生活』(作:長月達平)に登場する主人公・ナツキ・スバルだ。スバルはある日突然異世界に召喚され、死んでしまうとある地点まで時間が巻き戻る「死に戻り」という能力を武器に、仲間とともに危機を乗り越えていく。スバルはさまざまな経験を積んで成長していくが、序盤では問題行動が目立ちファンから反感を買っていた。

 例えば、スバルは初対面の相手にも基本的にタメ口で話すうえ、どことなく相手を見下した態度を取る。作中では食事が振舞われた際に「普通以上にうめぇ」となぜか上から目線で褒めていた。このような態度から、「基本的に他人を上から目線で見てるからスバル嫌い」「まじスバル自己中すぎて無理」とファンからスバルへの批判の声があがっている。

 このようにファンから嫌われている主人公は、実はあまり珍しくない。もしかしたら胸クソといわれる主人公の予想外の性格や行動が、作品の見どころになっているのかもしれない。

次のページへ (2/2) 【写真】主人公に賛否両論も…確かな人気を誇る作品
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