櫻坂46、歴史に名を刻んだ国立競技場ライブ 森田ひかるが流した涙「“再生”を選んで良かった」
アイドルグループ・櫻坂46が11日と12日、「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で開催した。女性グループとしては、初の新国立競技場での単独公演で、2日間計14万人を動員した。Buddies(ファンの総称)への感謝であふれた同公演。6年目のグループの行く末を明るく照らす、熱狂的なライブとなった。本記事では、2日目となった12日公演の模様をレポートする。

2日間で14万人を動員、4つのサプライズ発表も
アイドルグループ・櫻坂46が11日と12日、「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で開催した。女性グループとしては、初の新国立競技場での単独公演で、2日間計14万人を動員した。Buddies(ファンの総称)への感謝であふれた同公演。6年目のグループの行く末を明るく照らす、熱狂的なライブとなった。本記事では、2日目となった12日公演の模様をレポートする。
チケット完売で迎えた2DAYS公演。メインステージから伸びた、アリーナ全体をぐるりと囲う花道の長さからも、どれだけの規模の会場なのかということが伝わってくる。キャプテン・松田里奈と、前日11日公演内で副キャプテン就任が発表されたばかりの山﨑天による影アナが流れると、大歓声とともに手拍子が鳴り響く。
『Overture』に合わせ、オープニングムービーが流れると、藤吉夏鈴が1人でメインステージに登場し、会場を見渡す。その後、ピンクの衣装をまとったメンバーたちが横並びでステージに姿を現した。スクリーンが一人ひとりの顔を映していき、いよいよ歴史に名を刻むライブの幕が開く。
スタートは、藤吉がセンターを務める最新曲『The growing up train』だ。その後、『承認欲求』『自業自得』と櫻坂46らしい重低音が響き、疾走感あふれる楽曲を続けていった。
最初のMCで松田は「5年分の感謝だったり、私たちが培ってきたもの、そして櫻坂の未来を、パフォーマンスに全力を込めてお届けしたいと思っています」と意気込みを口にし、Buddiesをあおっていく。
センターステージにはフラッグを持った六期生9人が現れ、ダンスパフォーマンスを披露。『ドローン旋回中』では、タオル回しで会場の一体感を高めていく。一転して、『キスが苦い』といったダンスナンバーでは、すっかりと夕闇に染まったMUFGスタジアムがムーディーな空気感に包まれた。

三期生楽曲『静寂の暴力』では会場が一体となり楽曲の世界観を彩る
二期生で披露した『青空が見えるまで』では、Buddiesや後輩メンバーへの思いを歌詞に込めて歌唱。センターを務めた大園玲は、目に涙を浮かべながらのパフォーマンスとなった。続く『桜月』では、会場のペンライトが“櫻色”に染まる。その後、ピアノを奏でる小島凪紗がメインステージに姿を現す。小島がセンターを務めた『マモリビト』が流れると、四期生9人が先輩たちの歌を継承した。
会場の電気が落ちると、三期生楽曲『静寂の暴力』のターンだ。Buddiesも合わせるかのようにペンライトの明かりを落とし、静かに息を呑む。会場はまさに真っ暗で無音の「静寂」に包まれ、MUFGスタジアムが一体となって楽曲の世界観を作り上げた。
その後は、すでに卒業発表している武元唯衣の振り付けによるダンスパートに突入。シンメトリーが印象的なパフォーマンスなどで会場を盛り上げていく。ラストでは、国立の空にドローンが登場し、『Addiction』の文字を作り、後半ブロックへとつなげていった。
『五月雨よ』では、センターステージで山﨑がたった一人で“独唱”を披露してみせる。そして、バースデーソングが流れると、そのメロディーに合わせ、村井優がソロダンス。そのまま、村井のセンター曲『Unhappy birthday 構文』へと続けていく。
山﨑と森田ひかるのダブルセンター曲『摩擦係数』では、スタンドをぐるりと囲む電光掲示板に、英訳された歌詞が流れていた。ステージ上のメンバーにくぎ付けになっているオーディエンスには気付かれないような、細かい演出にまでもこだわりが表れていた。
『BAN』『Start over!』といったシングル曲を続け、ラストスパートに突入。最後は、櫻坂46の始まりの楽曲『Nobody’ s fault』を全員でパフォーマンス。壮大な曲調へとライブアレンジされたデビュー曲で本編の幕を下ろすと、夜空には6周年の幕開けを祝福するかのような花火が打ち上がった。
序盤に行ったあいさつ以降はMCナシのノンストップパフォーマンス。まさに、櫻坂46の世界観を凝縮した怒涛のステージとなった。

櫻坂46始まりの楽曲『Nobody's fault』…センター・森田ひかるは涙「すごく幸せでした」
会場からはアンコールを求める大歓声が巻き起こる。ライブTシャツに着替えたメンバーが再登場すると、まずは『Alter ego』『夏の近道』『それが愛なのね』と、本編とは一転して、アイドルらしさあふれる楽曲を畳み掛ける。
この日、2度目となったMCパートで山﨑は、「谷口愛季ちゃんお誕生日おめでとう!」と、同日に21歳の誕生日を迎えた谷口を観客とともに祝福。谷口も「21歳も皆さんと幸せな日々を過ごしたいと思います」と喜んだ。
森田は、久々のライブ披露となった『Nobody’s fault』への思いを吐露。どうしても国立競技場のステージでパフォーマンスしたかったと語り、「実際にパフォーマンスできて、すごく幸せでした」と喜びをかみしめた。さらに櫻坂46として“再出発”の楽曲でセンターを担うこととなった当時を思い返し、涙を流しながらあふれる思いを口にした。
「私たちが櫻坂として歩み始めた始まりの曲でもあるので、その楽曲をまだどういうグループになっていくか分からない時に、2択を迫られたことがあって、それで私は“再生”という方を選んだのですが、今まで『Nobody’s fault』を披露させていただいている時も、『1度壊してしまって、私たちで作り直していった方が良かったんじゃないかな』と思う時もあったんですが、今日この景色を見た時に初めて“再生”を選んで良かったなって思いました」
最後は、山﨑が「櫻坂46を国立競技場に連れてきてくださり、本当にありがとうございます」と感謝。「6年目もワクワクとドキドキをいっぱい、そして日常の支えになるようなものをたくさんお届けしたいなと思っています。これからの櫻坂46に期待していってください。よろしくお願いします!」とさらなる飛躍を誓い、正真正銘のラスト曲『櫻坂の詩』へとつなげた。
曲間では、キャプテンの松田がこれまでの道のりやBuddiesへの感謝を語り、「メンバーの夢とBuddiesの夢をかなえられるグループで在りたいです」と思いを口にした。
続けて、「たくさんのアイドルがいる中で、私たち櫻坂と出会ってくれて、好きになってくれて、私はそれを奇跡のような運命だと思っています。皆さんと出会えたから、しっかりと責任を果たしたいと思っています。皆さんを幸せにすることが幸せな責任だと思っています。櫻坂を応援していることを誇りに思ってもらえるように、絶対に皆さんのことを幸せにします。6年目の櫻坂46もよろしくお願いします!」とメンバーの思いをBuddiesへと真っすぐに届け、大団円を迎えた。
終演後にはスクリーン上で、両A面となる15thシングル『Lonesome rabbit/What’s “KAZOKU”?』を6月10日にリリースすることや、7月から全国6都市12公演のアリーナツアー、11月には「6th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を千葉県・ZOZOマリンスタジアムで開催することなどがサプライズ発表された。さらには、2027年に坂道グループ史上初となるアジアツアーの開催も明かされると、大歓声に包まれた。
まさに、“再生”を選んだあの日の決断が、国立競技場で確かに証明された夜だった。メンバーたちが、何度も口にしていた「Buddiesを幸せにします」という言葉。その感謝の思いを原動力に、これからも櫻坂46は最高点を更新し続けていく。

○櫻坂46「5th YEAR ANNIVERSARY LIVE」2日目セットリスト
M1.The growing up train
M2.承認欲求
M3.自業自得
M4.コンビナート・ドローン旋回中
M5.キスが苦い
M6.ドライフルーツ
M7.青空が見えるまで
M8.桜月
M9.マモリビト
M10.光源
M11.静寂の暴力
M12.Addiction
M13.なぜ 恋をして来なかったんだろう?
M14.何歳の頃に戻りたいのか?
M15.マンホールの蓋の上
M16.五月雨よ
M17.Unhappy birthday 構文
M18.摩擦係数
M19.I will be
M20.BAN
M21.Start over!
M22.Nobody’s fault
-ENCORE-
EN1.Alter ego・夏の近道・それが愛なのね
EN2.櫻坂の詩
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