トム・ブラウン、下積み時代を回想 自信作の木村カエラ漫才でオーディション落選「落ちたのはおかしい」
お笑いコンビのトム・ブラウン(布川ひろき、みちお)が9日、都内で行われた漫画『ローワライ』の1巻刊行記念イベントに登壇。作者である雪野朝哉氏の公開取材に応じ、下積み時代を回想する場面があった。

漫画『ローワライ』作者の公開取材に応じる
お笑いコンビのトム・ブラウン(布川ひろき、みちお)が9日、都内で行われた漫画『ローワライ』の1巻刊行記念イベントに登壇。作者である雪野朝哉氏の公開取材に応じ、下積み時代を回想する場面があった。
同作は、聴覚障害を持つ大学生・平里とやたら陽気な手話通訳の学生バイト・嶋がお笑いコンビ「ローワライ」を結成し、“聾にしかできひん笑い”で漫才のてっぺんを目指す物語。聴覚障害×お笑いを描いた話題となっている。読者65人の前で実施された本イベントは、トム・ブラウンのファンという雪野氏が質問をする形で、2人の狂気的なお笑いの謎に迫っていった。
「事務所に所属する前、どのようにネタを磨いた?」という質問には、みちおが「東京に出て来て最初は、マセキ芸能社に入りたかった」とコメント。最初はライブに出るためのオーディションに合格することができたが、「3回目に、当時、木村カエラさんがホットペッパーのCMに出ていて、僕が木村カエラさんの格好をして『ホットペッパピプペパピ』と言い続けて、布川が『木村カエラさんだー!』というだけの漫才をしたら落ちた。落ちたのはおかしいと思って、次もまったく同じネタをやったら一切受からなくなった」と振り返った。
ケイダッシュステージに所属した経緯については、布川が「ケイダッシュのネタ見せは、『作家さんが何か(ダメ出し)を言ってくれるらしい』となり、行ってみようとなった。でも、マセキでダメだったので、1回ネタを溜めないといけないとなり、半年くらいは中野や新宿で3000円くらい払って出るライブにひたすら出ていた」と若手時代のエピソードを披露した。
雪野氏がトム・ブラウンの漫才の掴み「今日中に前科がつきます」を絶賛すると、布川は「けっこう通ですね。1回しかやっていないと思います」と驚いた。
みちおはトム・ブラウンの武器である掴みについて、「最初はお客さんに言う掴みをしていた。『誰か一緒に暗いところ行こう』とか。布川が『キャー』というのは一緒でしたが」と言及。転機が訪れたのは、ヤーレンズの出井隼之介が「みちおが言うと本当に怖いかも。自己完結してみたら」とアドバイスがあったことを説明し、「そこからやり始めたのが、『はまぐりは貝ごと飲み込みます』『ケンタッキーは骨ごと飲み込みます』とか」と語った。
布川は「(掴みは)みちおの内から出ているもの。自分の内から出るものを出せばいいのかもしれない。だから、みちおに『これどう?』って掴みを言われるんですけど、僕が判断するのは、みちおっぽいか、みちおっぽくないかだけ。他の人でも言ったら成立しそうなのはダメとなります」と解説した。
雪野氏は布川が「ダメー!」とみちおの頭を叩くツッコミにも興味津々。4月に上演されるコント公演でトム・ブラウンと俳優の斎藤工が共演することが話題に上がると、布川は「僕が斎藤工さんの頭を叩くんですけど、人によって違うので1番いい音が鳴るところをバンバン叩いたりしました」と稽古の様子を明かし、「本番は首の骨を折ります」と予告した。
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