理想は“タモリ流”の引き出し方 箕輪はるか、相方・近藤春菜への信頼と初単独MCへの責任感
お笑いコンビ・ハリセンボンの箕輪はるかが、10日からスタートする長野朝日放送(abn)の新番組『ここハレ』(金曜午後5時33分~5時50分/午後6時15分~午後6時55分)で、自身初となる単独MCを務める。デビュー23年目での初挑戦。コンビ時とはまた違う、ピンの仕事だからこその思いを聞いた。

長野の新番組『ここハレ』で“共感”を届ける
お笑いコンビ・ハリセンボンの箕輪はるかが、10日からスタートする長野朝日放送(abn)の新番組『ここハレ』(金曜午後5時33分~5時50分/午後6時15分~午後6時55分)で、自身初となる単独MCを務める。デビュー23年目での初挑戦。コンビ時とはまた違う、ピンの仕事だからこその思いを聞いた。(取材・文=小田智史)
2003年に3歳年下の近藤春菜とハリセンボンを結成した箕輪。早稲田大卒の知識を生かしてクイズ番組・頭脳系バラエティーで活躍し、大喜利コンテスト『IPPON女子グランプリ』で優勝した実績も持つ。
一方で、キャラクターは相方の近藤を「陽」とするなら、大人しい箕輪は「陰」。コンビでは普段、近藤が進行役を担う中で、新番組『ここハレ』から単独MCのオファーが届いた。
「一般的なバラエティー番組を作ろうとしたら、私にはたぶん声がかからないだろうなと思うので(笑)、すごくうれしいです。人の話を聞いたり、私なりにできることに注目していただいたのかなと考えています。MCはやったことがないので不安もありますけど、ご指名いただいたからには番組のためになるようにスタッフさんと力を合わせて頑張っていきたいです」
『ここハレ』のコンセプトは、「みんなのモヤモヤに寄り添い、心の晴れ間を一緒に探し、見つけること」。今までの情報番組やワイドショーとは違う「リラックスしながら共感できる場所」を目指す。制作陣は「自分を強く見せない。正しさで押さない。きちんと自分の言葉で語る。弱さを笑いに変えながら、ちゃんと抱えてきた人」と、箕輪の“人に寄り添える”部分に期待を寄せており、本人も「人の話を聞くのが好き」と話す。
「私は意見が違っても、一回話を聞くタイプ。否定すると話したくなくなってしまうと思うので、聞くようにしています。『一方的に答えを提示するのではなく、視聴者と気づきを分かち合う』というコンセプトがあって、みんなでいろんな人の立場を理解できるようにしましょうというリクエストはいただきました。今までにあまりない番組内容な気がしますし、私からも誰にも言えない“モヤモヤ”を提案していきたいです」
単独MCは初挑戦。幼いころは、名司会者として知られるタモリの番組を見ていたという。
「タモリさんは聞くタイプのMCさんというイメージです。逆に、(明石家)さんまさんは人に話を振って自分でボケて、話を落とすタイプ。進行もして、笑いも入れては私には大変すぎて、キャパオーバーです(笑)。例えに挙げさせていただくのはおこがましいんですけど、タモリさんみたいに人から何かを引き出したり、好きなことの話をする形は、自分の方向性の先にあるのかなという気がします」

単独MCは「若いころだったら絶対できない」
相方の近藤に絶対的な信頼を置くだけに、コンビとピンでは仕事に対する心構えも異なるという。
「コンビの時は春菜がいろいろ番組を把握してくれて、春菜のペースを見ながら、私は“隙間”を見つけていくことが多いです。逆に、1人の時はスタッフさんとじっくり話して、どういう番組にしたいか、その思いも受け取ってやっていこうという感覚が強いです。責任感は、やっぱりコンビの時以上に感じますね」
『ここハレ』では、箕輪が日々の中でふと感じた“モヤモヤ”を手書きの短いメモとして紹介する企画「はるかの人生モヤノート」が予定されている。解消したい“モヤモヤ”を一つ聞いてみた。
「例えば、私は“1人ご飯”は全然ありなタイプなんですけど、1人でご飯を食べに行ったという話をすると、『寂しい暮らしをしているね』『みんなで行けばいいのに』と思われていないか考えてしまいます(苦笑)。40代になってきて、あんまり気にならなくはなってきたんですけど、若いころは相手がどう感じているかすごく気にしながら、先回りして口にしないことも結構ありました」
東京都出身だが、新番組がスタートする長野には実は少なからずゆかりがあるという。
「子どものころに住んでた街と、長野の安曇野市が姉妹都市でした。バドミントンとサッカーをやっていたんですけど、夏合宿で安曇野市へ行って地元の小学生と試合をしたり、旅行で松本や軽井沢へ行ったこともあります。(長野と)お近づきになりたいなと思ってたところなので、私を選んでくださった長野の方はすごいなと思います。長野のことをもっとたくさん知っていって、『長野といえば、ハリセンボンの箕輪はるか』となったらうれしいですし、期待に応えられるように、番組が面白くなるように頑張ります!」
デビュー23年目での初の単独MCという新たな試み。「若いころだったら絶対にできないと思いますよ」と笑った。
「このタイミングで、新しい番組を作る楽しみと責任感をいただけるのは、すごくありがたいです。芸人さんがたくさんいると、他の人が言ってないことを言おうとなるので、割と自分の言葉を1から10まで(全部)伝える機会はあまりないんです。視聴者の方に自分の言葉がどういう伝わり方をするか、普段テレビだと分からない部分もあるので気をつけながら、自分なりの言葉を探していくことも楽しみたいです。1人でのトークにも自信を持てるようになったらいいなと思います」
現在46歳。新たな“楽しみ”を目の前にし、子どものように期待を膨らませていた。
□箕輪はるか(みのわ・はるか)1980年1月1日、東京都出身。NSC東京校出身で、2003年に近藤春菜とお笑いコンビ・ハリセンボンを結成。コンビではTBS系『モニタリング』、テレビ東京系『にちようチャップリン』、フジテレビ系『ぽかぽか』をはじめ、多数のレギュラー番組に出演。ピンでも幅広い分野で活動しており、ニッポン放送『ナイツ ザ・ラジオショー』では木曜パートナーとしてレギュラー出演中。4月10日からスタートする長野朝日放送(abn)の新番組『ここハレ』で、デビュー23年目にして初の単独MCを務める。実は身体を動かすことも好きで、特技はバドミントンとサッカー。
あなたの“気になる”を教えてください