志田未来、芸歴20年超で培った「ご縁」の強み 安心感もたらす現場の“お父さん・お母さん”の存在
俳優の志田未来が、4月12日スタートのABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『エラー』(日曜午後10時15分)で、畑芽育とダブル主演を務める。ある真実に翻弄される女性2人を軸にしたヒューマンサスペンスで、志田は突然の悲劇によって日常を奪われてしまう女性・未央を演じる。32歳ながら、芸歴はすでに20年を超す、実力派の現在地に迫った。

ドラマ『エラー』で畑芽育とダブル主演
俳優の志田未来が、4月12日スタートのABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『エラー』(日曜午後10時15分)で、畑芽育とダブル主演を務める。ある真実に翻弄される女性2人を軸にしたヒューマンサスペンスで、志田は突然の悲劇によって日常を奪われてしまう女性・未央を演じる。32歳ながら、芸歴はすでに20年を超す、実力派の現在地に迫った。(取材・文=大宮高史)
本作は、脚本家・弥重早希子氏によるオリジナル作品。志田は、中田ユメ(畑)が自らの過ちで死なせてしまった女性の一人娘・大迫未央を演じる。突然母を失い、どん底に落とされる中、その真実を知らないままユメと出会う。自分とは対照的で不器用なユメに戸惑いながらも、次第に彼女へ本音を漏らし、友情を育んでいくことに。志田は心の変化など多層的な表現が求められそうだ。
――今回の未央という役について、志田さんはどう捉えていますか。
「未央は、母を亡くして大変そうに見えても、意外と素直な人です。自分の感情を上手く表に出せない一方で、溜め込んだ思いを爆発させたりもします。そういう一筋縄ではいかない多面的な部分があって人間くさいところが結構あるんです。ですから彼女を単に『悲劇に直面した暗い子』としては見ていません。きっと母を失う前までは、彼氏がいたり友達がいたり、ごく普通の生活を送ってきたと思うので、等身大の生活感を大切に演じたいと思っています」
――どのように役へアプローチしていこうと?
「私は昔から、役の価値観が自分と違っても、無理に自分に寄せようとはしないんです。『この子はこういう子なんだ』と自分の中で理解して、お芝居に落とし込んでいきます。未央も悲劇に遭ったからといって、急に別の人格になるわけではないですから。現場の空気の中で、今を生きている生身の人間らしさを出したいです」
――お芝居に対して非常にフラットに向き合われている印象ですが、長い芸歴を歩んできた今の志田さんにとって、ご自身の「強み」になっているものは何でしょうか。
「ご縁、でしょうか。長く続けてきたこともあって、どの現場に行っても、昔一緒に作品を作った制作スタッフの方々が必ずいらっしゃって、“お父さん”や“お母さん”、親戚がいるような安心感があります。本当にありがたいです。一方で、子どもの頃にテレビで見ていた俳優の方々と共演できるのは、不思議な感覚もありますが、楽しみでもあります」
――そうした現場での「安心感」を大切にされている志田さんですが、お仕事から離れたプライベートでは、どのように過ごされているのでしょうか。
「もともと物欲がなくて、何かを消費するより思い出や経験を大事にしたい性格です。空いた時間ができた時は家でゆっくり休むこともいいのですが、ふっと外出して何か好きなことをやってみたりすると、いい気分転換になります。意識的にオン・オフを切り替えるより、感覚に任せてみる方が私に合っています」

ダブル主演の畑芽育は「目力の強い子」
――そんな志田さんから見て、ダブル主演を務める畑芽育さんはどんな俳優ですか。
「もう今の時点から、芽育ちゃんのユメが楽しみで仕方がないです。目力の強い子なので(笑)。相手の目を見て、言葉だけではなく目でも問いかけてくるようなお芝居をしてくれます。それがステキですし、同じ役者としてすごく憧れる部分でもあります。ユメは、一つのシーンの中でも感情が激しく揺れ動き、演じるのがすごく難しい役だと思うのですが、それを彼女がどう落とし込んでいくのか。一番近くで受け取ってお芝居で返していきたいです」
――最後に、今後も貫いていきたい作品作りへの姿勢と、作品を待つ皆さんへのメッセージをお願いします。
「今でも制作現場の“お父さん、お母さん”らに引っ張ってもらいつつ、基本的には自分のことでいっぱいいっぱいになってしまう人間なので、あまり気負わずにいけたらと思います。これまでも座長だからといって、特別に気合を入れ直すようなことはありませんでした。今回も未央という一人の人格を体現したいというか、『この人たちは本当に生きているんだ』と見ている方に生々しく感じてもらえるような、血の通ったドラマをお届けしたいと思っています」
□志田未来(しだ・みらい)1993年5月10日、神奈川県出身。2000年に6歳で芸能界入り。05年、日本テレビ系『女王の教室』に生徒役で登場し、連ドラ初レギュラーに。翌06年の日本テレビ系『14才の母~愛するために 生まれてきた~』に13歳で連ドラ初主演を果たした。08年の映画『誰も守ってくれない』で第33回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。10年のアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』では声優に初挑戦し主人公・アリエッティの声を担当した。その後もドラマや映画など多数の話題作に出演している。
ドラマ『エラー』
4月12日スタート
ABCテレビ・テレビ朝日系
毎週日曜午後10時15分
※放送終了後、TVerで見逃し配信
※U-NEXT、Prime Videoで全話配信
クレジット
スタイリスト:椎名倉平
ヘアメイク:亀田雅
衣装協力:yae
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