シン“新喜劇の顔”森田まりこ「私でいいんですか?」 抜擢に本音、レジェンドから継承する歴史と重圧

3月から「吉本新喜劇の顔」を務める事になったのは芸歴19年、45歳になった森田まりこだ。ヤンシー&マリコンヌの“相方”松浦真也とともに新喜劇を広くPRしていく重責だ。初代・島田珠代、2台目・西川忠志からバトンを引き継ぐ形となったが、その知らせを聞いた際の心境は複雑だったという。

新たな“新喜劇の顔”になった森田まりこ【写真:ENCOUNT編集部】
新たな“新喜劇の顔”になった森田まりこ【写真:ENCOUNT編集部】

新たな顔として「地方公演をきっかけに本場・大阪へ呼び込む流れを作りたい」

 3月から「吉本新喜劇の顔」を務める事になったのは芸歴19年、45歳になった森田まりこだ。ヤンシー&マリコンヌの“相方”松浦真也とともに新喜劇を広くPRしていく重責だ。初代・島田珠代、2台目・西川忠志からバトンを引き継ぐ形となったが、その知らせを聞いた際の心境は複雑だったという。

「まずはびっくりしました。『マジで? 私でいいんですか?』と思いましたね」と、率直な戸惑いを明かしつつ、錚々たるレジェンドたちが築き上げてきた新喜劇の歴史の重みにも言及。「務まるかしらという驚きと不安がありました」と振り返った。

 しかし、足踏みをしていたのは一瞬だった。「次の瞬間には『ありがたいことだ』と受け入れて、前向きに何でも取り組んでいこうと思いました」と語る森田の表情には、新喜劇の未来を背負う覚悟が滲む。

 今後の具体的な活動として森田が掲げたのは、意外にも「デジタルへの挑戦」。これまで新喜劇は舞台やテレビでの露出が中心だったが、「2人ともSNSが苦手なので、そこを今までより頑張っていこうと、まずは思っています」と現代のプロモーションに欠かせないツールを強化する方針だ。ターゲットは、まだ劇場に足を運んだことがない層や、地方に住む潜在的なファンだという。

「新喜劇を見たことがない方にも見てみたいと思ってもらえるようにしたいです」と意気込む森田は、地方公演をきっかけに本場・大阪へ呼び込む流れを作りたいと考えている。「地方公演に行った際も初めて見る人をたくさん呼びたいですし、それを見て『面白いな、よし大阪に行ってみよう』とか『テレビで見よう』と思ってもらえたらなと思っています」。SNSという新たな武器を手に、日本全国、そして老若男女へ「笑いの殿堂」の魅力を浸透させるための土壌作りをスタートさせる。

代名詞のリアルゴリラを披露する森田【写真:ENCOUNT編集部】
代名詞のリアルゴリラを披露する森田【写真:ENCOUNT編集部】

視線は海外へ「ぜひチャレンジしたい」

 アスリートやアーティストともヤンシー&マリコンヌでコラボしたいという森田。その視線は国内に留まらない。かつて、世界的人気オーディション番組の選考で、惜しくも渡米直前でチャンスを逃した経験がある。「一度、スケジュールに『1週間アメリカ』と書いてあって驚いたのですが、その直前で落ちてしまったみたいで」という悔しい過去を明かし、「またぜひチャレンジしたいです」と瞳を輝かせた。

 武器にするのは、彼女の代名詞とも言える「リアルゴリラ」のモノマネだ。言葉の壁を越える身体表現は、世界共通の笑いに通じると確信している。

「世界の番組のオーディションがあれば映像を送ったり、その中に『リアルゴリラ』のモノマネを組み込んでみたり。『なんだこの芸人は、誰だ? 日本か、吉本新喜劇か、行ってみよう』となってくれたらいいなと思っています」。世界を驚かせ、そこから「YOSHIMOTO SHINKIGEKI」の名を逆輸入させる――。新たな顔として描く夢は壮大だ。

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