原田泰造、「はぐれ刑事三世」主人公役の大反響に驚き「『俺、賞取ったのかな?』って」
数々の人気刑事ドラマを手掛けてきたテレビ朝日がこの秋、満を持して世に送り出すのは「はぐれ刑事三世」。あの「はぐれ刑事純情派」の流れをくむ新作だ。主人公の個性派刑事・浦安吉之役には俳優としての活躍も目覚ましい原田泰造を起用。15日(夜20時~)の放送を前に、原田に作品の見どころから自身が“はぐれ”た時期について、たっぷり語ってもらった。
個性派刑事・浦安吉之役「つかみどころのないように演じていました」
数々の人気刑事ドラマを手掛けてきたテレビ朝日がこの秋、満を持して世に送り出すのは「はぐれ刑事三世」。あの「はぐれ刑事純情派」の流れをくむ新作だ。主人公の個性派刑事・浦安吉之役には俳優としての活躍も目覚ましい原田泰造を起用。15日(夜20時~)の放送を前に、原田に作品の見どころから自身が“はぐれ”た時期について、たっぷり語ってもらった。
――「はぐれ刑事三世」は1988年から続く人気シリーズ「はぐれ刑事」の新作です。先日、原田さんが主演することが発表され大きな反響を呼びました。原田さんの周りの皆さんの反響はいかがでしたか?
「『こんなに!?』って思うくらい、本当にすごかったです。そこで初めてヤバイなって思って。周りの人には、『おめでとう』と言ってもらうことが多かった。『俺、賞取ったのかな?』って(笑)。 そのくらいいろんな人に声を掛けてもらいました。最初に(話を)受けて撮影しているときよりも、発表されてからのプレッシャーの方が大きかった気がします」
――実際に撮影をされてみていかがでしたか?
「僕が慣れていないというのもあってセリフは難しかったですが、やっぱり刑事って子どもの頃からの憧れ。事件を解決していくのは楽しかったです。撮影中は『やった。俺、今あのはぐれやってるんだ』と思いながら撮ってましたね」
――原田さんが演じる主人公・浦安吉之について教えてください。
「浦安は人の話をすごく信じる刑事。なんでも信じちゃう人で、素直で、丸くて平和主義で。刑事に向いていないんじゃないかとも思えるんだけど、ふたを開けてみたら、全部見えていたんじゃないかと思えるような役。だから、つかみどころのないように演じていました。この役、意外と難しいんです」
――原田さんは「未満警察 ミッドナイトランナー」でも刑事役を好演されていましたが、浦安はまた違ったタイプの刑事ですね。
「『未満警察』のときは、昭和のデカをイメージしてくださいとずっと言われていて。自分が昔見てきた刑事とか、刑事を引退された方のイメージはあったんだけれど、この浦安だけイメージがなかったから難しかった。その中でも、台本の中にヒントみたいなのがあって。生い立ちとか、育ってきた背景とか。それを自分の中で想像しながら作っていきましたね」
――浦安はあちこち迷い寄り道(=はぐれ)しながらも事件の真実に向かって行きます。原田さんご自身は、なにか目標に向かうときについつい寄り道をしてしまった経験はありますか?
「嫌なことをやらないといけないときは、なるべくそこに行かないように寄り道ばっかりしてるかな。あとは、普通に家に帰る前もサウナに行ったり、散歩したりしながら帰ったり。そう思うと、寄り道ばかりかもしれないですね。でも、お腹が空いているときは真っすぐ帰ります(笑)。あんまりスケジュールを決めないで、自分のそのときの気分に合わせて動いています」