生放送で数分間喋らず「全然放送事故」 フースーヤ、ラジオで見せる超自然体「部屋でくつろいでる感じ」
勢いのあるギャグと息の合った掛け合いで、テレビや劇場を沸かせているお笑いコンビ・フースーヤ(谷口理、田中ショータイム)。そんな2人は金曜深夜のラジオ番組『サクラバシ919 WEEKEND STYLE』(ミクチャ×ラジオ大阪)でパーソナリティーを務めている。放送中の“らしい”過ごし方や今後の展望に迫った。

『サクラバシ919 WEEKEND STYLE』でパーソナリティー
勢いのあるギャグと息の合った掛け合いで、テレビや劇場を沸かせているお笑いコンビ・フースーヤ(谷口理、田中ショータイム)。そんな2人は金曜深夜のラジオ番組『サクラバシ919 WEEKEND STYLE』(ミクチャ×ラジオ大阪)でパーソナリティーを務めている。放送中の“らしい”過ごし方や今後の展望に迫った。(取材・文=島田将斗)
午後23時からスタートする2時間の生放送。谷口は「22時、24時を過ぎてるので、深夜帯の割のいい仕事という感じですね。人生で初めての夜勤という感じです。緊張しながら初めての夜勤頑張ってます」と語るが、相方の田中は少し事情が違うようだ。
「この金曜の23時~1時というのは、世の中で言うと『花金』にあたります。一番居酒屋が盛り上がり出す、男女の欲望がひしめき合うそんな時間帯。本来なら僕もそこにいるはずなのに、ラジオに駆り出されて……言うたら、このラジオがあることによって俺の花金がないわけですね」(田中ショータイム)
谷口が「自分の花金がなくなってしもた、忌むべき存在みたいなこと……」とツッコむと、田中はさらにボケた。
「俺もみんなと同じように騒いで飲みたいという悔しさがハングリー精神となり、僕に力をくれる。やっぱ何かを得るためには何かを失わないといけない、世の中の自然の摂理だと思うんです。この悔しさをバネに、皆さんに笑顔になっていただく、幸せを届けるっていうのがこの番組の僕の使命なのかなと。街はもう楽しそうにしてますわ。ラジオ行く時とかも男女がキャッキャして。それを横目に『くそっ』と思いながらスタジオに向かってます」
そんな2人がラジオで見せる姿は、テレビでの弾けたキャラクターとは大きく異なる。谷口が「高校、大学とずっと一緒にいたので、大学生がラジオに手出したっていう感じで見ていただければ。良くも悪くも素というか」と明かし、田中も「漫才とは別で、このラジオに関しては本当に友達の延長線上。メディアに出たら基本的にはギャグをやったり求められることをやるんですけど、ラジオではめちゃくちゃギャップがあります」と同調した。
そのギャップは相当なものだったようで、田中は「最初の頃とか『こいつら普通にしゃべれるんや』って言われてたもんな。しゃべれることに驚かれてましたから」と笑い飛ばした。

長丁場での工夫は“大学生ノリ”
同番組はライブ配信&動画アプリ「ミクチャ」でもスタジオの様子が配信されているが、2人がラジオで見せる「素」の姿は規格外だ。
谷口は「あくびもするし、屁もこくし、鼻くそほじるし、携帯いじってるし、みたいな。素ですね、それは(笑)」と全く飾らない。さらに番組終盤のコーナーでは、信じられない光景が繰り広げられているという。
「最後の韓国グッズを紹介するコーナーで、ショータイムが顔にパックをつけて、ほんまに黙ってる時間とかもあるんすよ。全然しゃべらへんし、自分もずっと韓国のりバリバリ食うてたりとか。全然放送事故という感じではありますね。
スタッフさんもそういうのちゃんと大目に見てくれてますし、肩肘張らずにやってますね、素の僕らというか。ほんまにただこいつが家でパックしてるだけみたいな。部屋でくつろいでるぐらいの感じですよね。radiko(音声のみ)の方はもう震え上がってると思いますよ。韓国のりの音しか聞こえてこないんで(笑)」(谷口)
長丁場の生放送を飽きさせない工夫について問うと、田中は「まあ、なんやかんや下ネタ。一個のエッセンスかなと思って」とニヤリ。谷口も「まあ夜中やし、じゃないと聞けないと思うんで」とうなずき、田中は「大学生ですね。もうほんまそんなんです」と、深夜ならではの“男子大学生ノリ”を全開にしていることを明かした。
テレビのギャグ路線とは一線を画す、等身大のフースーヤ。そんな2人のトークは、事前の打ち合わせなしで生まれることが多い。谷口にとって、このラジオの存在は非常に大きい。
「なんかムカつく、言いたいなーみたいなことあった時に『あ、次ラジオで言えるわ』とか。全部ラジオで言おうっていう思考になりますね。毎週ラジオが来るっていうのは、なんか精神安定になってるのかもしれないです。だから、ラジオまでに相方の耳には入れんとこって思うし。できるだけ初見で相方にも聞いてほしいから、楽屋でちょっとしゃべろってなった時も横におらんかどうか確認します。生の反応がやっぱ見たいんです」
田中も「僕もそれは思います」と深く共感し、「僕はもうX辞めました、もう。無駄な情報そぎ落として、ラジオにこう全振りしたいという……まあ、メインな理由で言うともう、面倒くさくなっちゃって(笑)」と照れ隠しを交えながら思いを口にした。
本番中のアドリブや即興ギャグでも、長年の付き合いが生んでいる。谷口は改めて相方の対応力に賛辞を贈った。
「不意にボケたりとかした時に、絶対思ってるタイミング通りに(相方は)来てくれますね。ちょっとした意地悪なボケとかしてやったりしても、なんか僕の予想を超えてくるおもろさというか。めちゃくちゃいいっすね、コンビの関係みたいなところも」
今後の展望について、田中は「ラジオのライブみたいなのやってみたいですけどね。イベントとか、どっか外での公開収録なんかも面白そうですし。外に広げていきたいっていうのは結構あります」と意欲を見せる。
最後に谷口は「僕らはちょっと今スタッフさんいないから大きい声で言えますけど、もう『無断転載OK』って言ってるんで(笑)。切り抜いて、切り抜いて、切り抜いて参りますって感じなんで。それぐらいいろんな人に聞いてほしいっすね」と、最後まで型破りなアピールで締めくくった。
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