鈴木保奈美、“幽霊役”で孤独も吐露「誰にもアプローチできないのがつらい」
俳優の鈴木保奈美が2日、東京・IMM THEATERで行われたエクストリーム・シチュエーションコメディー(kcal)舞台『汗が目に入っただけ』の公開ゲネプロ及び取材会に足立梨花、小越勇輝、西野創人(コロコロチキチキペッパーズ)、蘭寿とむ、田中要次、作・演出の冨坂友氏とともに登壇。作品の手応えや見どころを語った。

怒とうの稽古経て結束も「心と身体がバラバラみたいな」
俳優の鈴木保奈美が2日、東京・IMM THEATERで行われたエクストリーム・シチュエーションコメディー(kcal)舞台『汗が目に入っただけ』の公開ゲネプロ及び取材会に足立梨花、小越勇輝、西野創人(コロコロチキチキペッパーズ)、蘭寿とむ、田中要次、作・演出の冨坂友氏とともに登壇。作品の手応えや見どころを語った。
本作は、シチュエーションコメディーを得意とするアガリスクエンターテイメント主宰の冨坂氏が、自身の家族への取材をもとに書き上げた最新作。一つの場所を舞台に次々と巻き起こるドタバタを、“異色のお葬式コメディー”として描く。鈴木は冨坂の母・森井由美子を演じ、長男役の西野、長女役の足立、次男役の小越らと丁々発止のやり取りを繰り広げる。
約120分にわたる公開ゲネプロを終えた鈴木は「この1か月ほどの稽古期間は怒とうのような4週間でしたが、チームワークは素晴らしい結束ができました。何が起きても誰かが助けてくれるという心強さがあります」と手応えを口にした。
鈴木は開幕から終幕まで出ずっぱりの役どころ。「本当に体力勝負」と苦笑いで、「これまで培ってきた芝居とは違い、大きな動きや間をあえて取る演出に最初は葛藤があり、心と身体がバラバラのような感覚でした」と振り返る。
自身が演じる“幽霊”という設定についても触れ、「誰も目を合わせてくれないし、触れることもできない。誰にもアプローチできないのがつらく、演じていて寂しさもあります」と本音を吐露。一方で「蘭寿さんがいてくれるのが本当に心強い。この人についていこうと思っています」と信頼を寄せる。蘭寿も「やりとりがポンポンできて、バディを組んでいるようで楽しいです」と鈴木との共演に笑顔を見せた。
作品にちなみ、自身の葬式について問われると、「音楽葬ではなくても、自分の好きな音楽や花に囲まれたいです」と語り、「今回の舞台を通して、エンディングノートを書いておく必要があると感じました」と心境の変化を明かす。
同じ質問に足立は「おじいちゃんが亡くなった時、私のことを応援してくれたので棺の中に入って、私の水着姿がプリントされた毛布みたいなやつにくるまれてました。私に包まれているおじいちゃんがいて笑えるというか、それでみんなと懐かしい思い出話になって良かったと思います」と振り返り、「そういう泣ける場所なんですけど、くすっと笑って欲しいなって思います」と笑いのあるお葬式を希望した。
同公演は3日から19日まで東京・IMM THEATERで上演(7日、14日は休演)。その後は広島、大阪、富山、山形でも上演される。
あなたの“気になる”を教えてください