【新日本】新世代が紡ぐ“アフター棚橋”の新章 2冠王者・辻陽太とNJC最年少覇者カラムが激突

新日本プロレスの毎春恒例のビッグイベント「SAKURA GENESIS 2026」が4月4日に東京・両国国技館で開催される。今大会では、現在IWGPヘビー級とIWGP GLOBALヘビー級の2冠に輝く辻陽太が、2度目のIWGPヘビー級王座防衛戦に臨む。対戦相手は、春の最強戦士決定トーナメント「NEW JAPAN CUP(NJC)」で史上最年少の23歳6か月で優勝を成し遂げたカラム・ニューマンだ。

リング上で激しくにらみ合う王者辻陽太とNJCを制したカラム【写真提供:新日本プロレス】
リング上で激しくにらみ合う王者辻陽太とNJCを制したカラム【写真提供:新日本プロレス】

新日本プロレスが4月4日、両国国技館でビッグマッチ開催

 新日本プロレスの毎春恒例のビッグイベント「SAKURA GENESIS 2026」が4月4日に東京・両国国技館で開催される。今大会では、現在IWGPヘビー級とIWGP GLOBALヘビー級の2冠に輝く辻陽太が、2度目のIWGPヘビー級王座防衛戦に臨む。対戦相手は、春の最強戦士決定トーナメント「NEW JAPAN CUP(NJC)」で史上最年少の23歳6か月で優勝を成し遂げたカラム・ニューマンだ。

“新日本のエース”棚橋弘至が引退した1月4日の東京ドーム大会で、辻はKONOSUKE TAKESHITAを破り、IWGPのシングル2冠王者に君臨。その後、2月11日の大阪府立体育会館大会ではIWGPヘビー級防衛戦でジェイク・リー、続く現地時間2月27日のアメリカ・ニュージャージー大会のIWGP GLOBAL王座戦でアンドラデ・エル・イドロを下し、それぞれベルトを死守。“アフター棚橋”の新日本を牽引すべく、新世代のトップランナーとしてその実力を国内外に示した。

 辻が保持するIWGPヘビー級王座の次期挑戦権が懸けられたNJC。ここで破竹の快進撃を見せたのが、世界各国の猛者で構成されたユニット「UNITED EMPIRE」の若きリーダーであるカラムだ。2023年9月にUNITED EMPIREの創設者であるウィル・オスプレイの導きで初来日したカラムは、当初はスピードを活かしたファイトが持ち味だった。だが、2024年2月にオスプレイが新日本を退団して以降は、“オスプレイの弟分”のイメージから脱却すべく、サイズアップに着手。パワーを身につけ、さらにはラフファイトに磨きをかけるなど、ファイトスタイルの幅を広げて頭角を現した。

NJC2026を制したカラムとUNITED EMPIREの面々【写真提供:新日本プロレス】
NJC2026を制したカラムとUNITED EMPIREの面々【写真提供:新日本プロレス】

2冠王者とNJC覇者がIWGPヘビー級王座を巡る新世代決戦

 今年2月11日大阪大会で新日本のトップ外国人であるデビッド・フィンレーとの一騎討ちを制すると、その勢いのままNJCではOSKAR、ハートリー・ジャクソン、後藤洋央紀、海野翔太を撃破し、NJCの決勝にコマを進めた。決勝では上村優也と壮絶な接戦を展開。だが、最後は自身の決めゼリフ「道を空けろ」を意味する新フィニッシャー「MAKE WAY」で上村を沈め、見事優勝を果たした。

 団体の頂点に輝くベルトへの挑戦権をつかんだカラムは、優勝後に「いまの新日本のエースはオレだ!」と堂々宣言。辻には昨年8月の「G1 CLIMAX」公式戦で敗れているが、あれから大きく進化を遂げたカラムが王座を奪取すれば、元新日本プロレスで現WWEの中邑真輔が持つIWGPヘビー級王座最年少戴冠記録(23歳9か月)を更新することになる。

 辻はジェイク、アンドラデに続き、またしてもUNITED EMPIRE勢の挑戦を受けるが、一躍台風の目となったカラムの野望をどう打ち砕くのか。新世代の選手たちの台頭が目覚ましい新日本で、IWGPヘビー級王者とNJC覇者が火花を散らす。

1月5日Iceの魂のマイクに観衆は大歓声で応えた【写真提供:新日本プロレス】
1月5日Iceの魂のマイクに観衆は大歓声で応えた【写真提供:新日本プロレス】

いま最もアツいタッグ「K.O.B」の“プロレスハイ”を体感せよ

 今大会ではIWGPタッグ王座を懸けた因縁の再戦も実現する。王者のKnock Out BrothersのYuto-IceとOSKARが4度目の防衛戦に臨み、ザック・セイバーJr.&大岩陵平組と激突する。

 両チームは昨年の「WORLD TAG LEAGUE(WTL)」公式戦で対戦している。この時は、戦前からIceに“モブキャラ”と挑発を受けた大岩が奮闘するも、最後はKnock Out Brothersの合体技K.O.Bの前に敗北。しかし、ザック&大岩はWTLで見事優勝を勝ち取り、1月5日の大田区総合体育館大会でKnock Out BrothersのIWGPタッグ王座に挑んだ。挑戦者のザック&大岩組はWTL公式戦のリベンジを狙うべくタイトル史に残る名勝負を展開したが、最後は王者がK.O.Bを繰り出し、ザック&大岩組を返り討ちにした。

 その王座戦の熱戦もさることながら、話題を集めたのは試合後のIceのマイクアピールだった。

「もしよ、テメーらの周りに理由もなく生きとるのがつまんねぇって思っとる昔のオレみたいなヤツがおったらよ、ここ日本には新日本プロレスっていう合法的に“ハイ”になれるモンがあるんだってよ、教えて救ってやってくれ!」

 4分以上にわたる“魂のメッセージ”で観衆の心を揺さぶったIceは、NJC1回戦で遺恨深まる大岩と激突した。この時は大岩が一瞬のスキをついた丸め込みで一矢報いることに成功。結果を残したことで、大岩は再びザックとともにIWGPタッグ王座戦に臨むチャンスを得た。

 連敗を喫している挑戦者組としては今度こそ王者組を撃破し、悲願の王座戴冠を果たしたいところだ。互いに「大嫌い」と公言してはばからないIceと大岩のマッチアップを軸に、両チームが今回も極上の“プロレスハイ”を体感させてくれるのは間違いない。

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