「孤独のグルメ」原作・久住昌之の新感覚グルメ漫画がドラマ化 小学生の女の子が主人公
人気ドラマ「孤独のグルメ」の久住昌之氏が原作を手掛ける漫画「こどものグルメ」(作画:安倍?俊)が、ドラマ作品になることが決まった。25日午後4時からテレビ東京系で特番ドラマとして放送。新感覚グルメ漫画のまさかのドラマ化は注目を集めそうだ。
「こどものグルメ」 25日テレビ東京系で放送
人気ドラマ「孤独のグルメ」の久住昌之氏が原作を手掛ける漫画「こどものグルメ」(作画:安倍吉俊)が、ドラマ作品になることが決まった。25日午後4時からテレビ東京系で特番ドラマとして放送。新感覚グルメ漫画のまさかのドラマ化は注目を集めそうだ。
本作は、小学4年生の女の子が主人公のグルメ漫画で、会員数600万人の電子書籍レンタルサイト「Renta!」で連載されている。食べることが一番の楽しみである蓬野杏(よもぎの・あん)は共働き家庭の長女で、平日の家はいつも杏と弟の栗(くり)でお留守番。そこで、自分にしかできないおいしいものを作って食べようと思い立ち、普段は大人の聖域であるキッチンに足を踏み入れる。
自由すぎる奇抜な発想で繰り広げられる予測不可能な料理の数々に子どもはもちろん、大人でも恐る恐る再現したくなるようなメニューばかりだ。大人にとっては親に隠れてこっそりと食べていた子ども時代の懐かさがじわじわとよみがえり、子どもたちにとってはすぐに作ってみたくてウズウズするようなグルメドラマの誕生だ。
杏を石井心咲、弟の栗を千葉新が演じる。主演を務める石井は「オーディションに合格したと連絡があった時は、びっくりして一瞬時間が止まったようでした」と初々しい様子。「でもだんだんと実感が湧いてきて、『どんな撮影になるのかな? どんな物が食べられるのかな?』とワクワクはますばかりでした! 杏は明るくて元気で自由です。そして食べることが大好きです。杏と自分がとても似ていて、すーっと役に入れました。たくさんの方に見ていただき、笑顔になってもらえて『こどものグルメ』をまねしてみたいって思っていただけるように頑張ります!!」とコメントした。
原作者の久住氏は「『こどものグルメ』、まだ単行本にもなっていないのにドラマ化、ちょっと戸惑いましたが、ありがたく、うれしいです。このマンガは、今までの、いわゆるグルメからハミ出した『大人がちょっと顔をしかめるおいしさ』を描いています。ボクはこのドラマが、大人の理屈や常識を吹っ飛ばし、子どもが笑って、大人もついつい笑っちゃうものになればいいなぁ、と思います」と話している。