駐車場予約アプリ「akippa」を運営する「akippa株式会社」は、10月から政府の観光支援策「GoToトラベル」キャンペーンの対象エリアに東京都が追加されたことを受け、「旅行・観光」目的での駐車場予約の変動に関する調査結果を発表した。

　全国のakippaユーザーを対象とし、2020年9月1日～7日、10月1日～7日の期間に、駐車場予約時の利用目的アンケートを行ったもの。

　akippa株式会社調べによると、「旅行・観光」目的での駐車場予約は、10月は9月に比べて約1.7倍になった。理由として、徐々に旅行に出かける人が増えていること、新型コロナウイルス禍では車を利用し、3密を避けて安全に移動したいと考える人がいることがうかがえるという。

　さらに調査では、予約増加の要因の1つとして、「10月1日からGoToトラベルキャンペーンの対象エリアに東京都が追加されたことも要因と推測される」との見解を示した。

　また、akippaが9月に実施したアンケート調査では、「お出かけの際、GoToトラベルキャンペーンを利用したか？」という質問に対して、「利用しなかった」(53.4％)、「利用した」(29.1％)に次いで、「東京都民のため利用できなかった」(13.4％)という結果が出ている。調査では、「GoToトラベルキャンペーンを利用したくても、東京都民のため利用ができなかった人がいる一方で、10月から対象エリアに東京都が追加されたことで、多くの人が週末に旅行や観光に出かけたのではないかと考えられます」としている。