一本負け直後の呆然とする相手に「暴言」 因縁清算の裏にあった勘違いと感謝…嶋田伊吹が真相告白
格闘技イベント「宗明建設Presents DEEP 130 IMPACT」(20日、東京・後楽園ホール)が行われた。セミファイナルのDEEPウェルター級5分×3Rのタイトル戦では嶋田伊吹(30=Fight Holic)がストラッサー起一(44=総合格闘技道場コブラ会)に1R・一本勝ちを収めた。嶋田は試合後、勝利を収めた直後に「暴言」を吐いたことを明かした。

SNS上で暴言を吐くことへの違和感「面と向かって言うのが筋」
格闘技イベント「宗明建設Presents DEEP 130 IMPACT」(20日、東京・後楽園ホール)が行われた。セミファイナルのDEEPウェルター級5分×3Rのタイトル戦では嶋田伊吹(30=Fight Holic)がストラッサー起一(44=総合格闘技道場コブラ会)に1R・一本勝ちを収めた。嶋田は試合後、勝利を収めた直後に「暴言」を吐いたことを明かした。
因縁の清算のつもりだった。嶋田はストラッサーの顔面にキックを入れると、そこからは完全にペースをつかみ、パンチの嵐。何度ももろに顔面をとらえ、流血させた。
決してKOにこだわることはせず、最後はフラフラになったストラッサーをテイクダウンして、バックチョーク。ベテランからタップアウトを奪った。
タップ直後だった。嶋田はケージの中で正座をして呆然とするストラッサーに対し、何か吐き捨てるような仕草を見せた。大歓声の会場で2人にしか分からない形となったが、試合後の会見でこれが「暴言」であったことを本人が告白している。
今回はタイトル戦となっていたが、それ以上に因縁のある試合だった。発端となったのは昨年9月に大阪で行われた角野晃平とのタイトル戦でのマイクアピール。本人は決して挑発の意図はなかったと振り返る。
「『まだ強い人いるんでね、ストラッサーさんとかね』とマイクで言ったのは、別に『今すぐ来いよ』という意味ではなかったんです。何戦かしてタイトルマッチに来るだろうとは思っていたんですけどね。でもあんな感じで僕が挑発したみたいになっちゃって」
いずれタイミングが合えば戦おうという意図だったが、ケージに上がってきたストラッサーはすでにヒートアップしていたという。
「何戦かして、タイミングが合えばやりましょうってつもりだったんですけど、なんかもうケージに上がってきた段階で怒ってたんですよね。僕が角野選手にちょっとあまり良くないことを言っちゃったのもあると思います。それで怒ってたのもよく分からないですけど。ワーってなったので、面倒で『もう(ケージを)降りてください』って言ったんです」
騒動はケージを降りた後も続いた。ストラッサーが会場の外で怒る瞬間はストラッサー自身のSNSに投稿されている。
「一回、僕が控え室に戻るタイミングで(ストラッサーさんが)後ろにいたらしいんですけど、僕は全然気付いてなくて。着替えが終わった後、角野陣営に謝罪に行ったんです。そのあと会場の外に出て、ジムのみんなと写真を撮ろうとした時にストラッサーさんが来て、『お前、ケージ上のあれ何や?』『DEEPごときや』みたいなことをパーッと言われて。『お前は何言ってんだ』っていうのが一連の流れです。だから僕は別に暴言を吐いたわけでもなく、ただ単に向こうが一方的に怒っているだけでした」
だが、この日の試合でその因縁にも終止符を打った。全てをケージでぶつけて精算できたかと問われると、力強くうなずいた。
「そうですね。向こう(ストラッサー)はSNS上でワーワーやってますけど、ぶっちゃけあれもバカバカしい。格闘技をやっている以上、ケージ内で決着をつければいいだけの話なんでね。面と向かって言うのが筋だと思うんで」
決してヒールというわけではない。暴言後のマイクアピールでは「ストラッサーさん。最初の絡みは僕もうまく言葉を伝えられなかったですけど、ストラッサーさんもきっと必死だったと思うので、僕も対戦できてうれしいです。本当に感謝してます。みなさん、ストラッサーさんを応援してあげてください」と感謝も述べていた。
DEEPの佐伯繁代表は、この件について「大阪でストラッサーさん暴れた事件も、よくよく考えると嶋田くんも悪いんだろうけど、勝って仲間で喜んでいるところにストラッサーさんが入っていったから『それストラッサーさんもどうなの?』っていうのもある。でもそれも含めてストラッサーさんは演出したと思う。だからこそ2戦目でタイトル戦なんですよ」と見解を示した。
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