Penthouse、初の日本武道館公演に感慨 東大サークルで出会った6人「こんなに幸せなことはない」【ライブレポート】

東京大の音楽サークルで出会った6人からなるシティソウルバンド・Penthouse(ペントハウス)が16日、初の東京・日本武道館でのワンマンライブ「Penthouse ONE MAN LIVE in 日本武道館 “By The Fireplace”」を開催した。初のU-NEXTでの生配信や、新曲『一二三』のライブ初披露、今夏の3rdフルアルバム『Neon Garden』のリリース発表など、盛りだくさんの内容となった。

Penthouseが初の武道館ライブを行った【写真:田中聖太郎】
Penthouseが初の武道館ライブを行った【写真:田中聖太郎】

チケットは全席完売、約1万人が会場に駆け付けた

 東京大の音楽サークルで出会った6人からなるシティソウルバンド・Penthouse(ペントハウス)が16日、初の東京・日本武道館でのワンマンライブ「Penthouse ONE MAN LIVE in 日本武道館 “By The Fireplace”」を開催した。初のU-NEXTでの生配信や、新曲『一二三』のライブ初披露、今夏の3rdフルアルバム『Neon Garden』のリリース発表など、盛りだくさんの内容となった。

 同バンドの初の武道館ライブ。チケットは追加販売されたステージサイド席を含め完全ソールドアウト。約1万人のオーディエンスを前に、6人のメンバーはサポートメンバーとともに最高のライブを繰り広げた。

 オープニングではメンバーのインタビュー映像が流れ、その後にメンバーがステージに登場。パーカッション、ホーン、コーラス、ゴスペルのサポートメンバーと、合わせて17人がステージに並んだ。

 浪岡真太郎(Vo, Gt)の「こんばんは、Penthouseです! 来たぜ、武道館!」の言葉に武道館が沸く。そして『Welcome to the Penthouse』から『Planetary』へ。ホーンセクションの音が華々しく響き渡る。「みんな会いたかったよ!」という大島真帆(Vo)がリードしてのウェーブとコール&レスポンスで会場を一気にあたためると、ステージにいくつも仕込まれたミラーボールがまばゆく光る中、バンドの武器であるツインボーカルが炸裂する『ナンセンス』へと突入した。

『Stargazer』ではレーザー光線と平井辰典(Dr)のスリリングなドラムプレイが武道館を震わせ、かと思えば続く『青く在れ』では真っすぐなロックサウンドに乗せて客席中でタオルが回る。さらに角野隼斗/Cateen(Pf)の鮮やかなピアノから『Minute by Minute』の濃密なグルーヴが始まっていく。

 クールな平井のドラムにどっしりとした大原拓真(Ba)のベース、身体全体で鍵盤を鳴らすようなCateen(のピアノ、矢野慎太郎(Gt)のギターにボーカル2人の圧倒的な存在感。メンバーそれぞれの個性と技をぶつけ合うような『Live in This Way』をテンション高く届けると、ここでピアノと歌だけで届けるCateenスタイルのコーナーへ。

 武道館でやりたい曲として、彼のルーツの1つでもあるDeep Purpleの名曲『Smoke on the Water』のカバーが披露される。浪岡は彼らのライブ・アルバム『Live in Japan』を聴いて武道館という場所を初めて認識したのだという。Cateenがグランドピアノを弾き、浪岡がダイナミックに歌うと、大きな拍手が巻き起こった。続いてボーカルが大島にチェンジし、自分を育ててくれた両親への想いを込めた『花束のような人生を君に』をエモーショナルに歌い上げた。

メンバーやスタッフに感謝を伝え大団円となった【写真:田中聖太郎】
メンバーやスタッフに感謝を伝え大団円となった【写真:田中聖太郎】

新曲『一二三』をライブ初披露

 そして再びメンバー全員がそろったステージで、6人それぞれが一言ずつ話すリレーMCへ。浪岡はリハーサルで歯が欠けてしまったという衝撃のエピソードを明かして笑いをとった。

 その後は、これまでのPenthouseの軌跡をたどる武道館スペシャルメドレー。『Change the world』に始まり『夏に願いを』まで、これまで生み出してきた楽曲たちが、MVの映像などとともに届けられた。

 その後はライブ初披露となる、新曲『一二三』(NHK Eテレアニメ『魔入りました!入間くん』第4シリーズ オープニングテーマ)。曲中に登場する「満員御礼」という歌詞は、この日の光景にぴったりだった。ライブはクライマックスに向けてさらに熱を増していく。

『フライデーズハイ』『一難』とパワフルな楽曲を重ねると、『ウォーアイニー(正式表記は漢字)』では武道館中を巻き込んでの大合唱が巻き起こる。そしてラスト曲『…恋に落ちたら』へとつなげた。

 鳴り止まない拍手の中で始まったアンコールでは、バンドの始まりとなった曲であり、この日のライブタイトルの元にもなった『Fireplace』をスタジオセッションのようなセッティングで披露。歌い終えた大島が「この6人で、そして仲間を増やして、武道館まで来ることができてうれしいです」と語り、Cateenがバンド初期のジングルを奏で、「10年以上、学生のときと同じように音楽ができる。こんなに幸せなことはないですよ」と感慨深げだ。さらにこのアンコールでは、夏のアルバムリリースに伴い、12月に東名阪ツアーを行うことも発表。場内は大きな拍手に包まれた。

 ミュージシャンが夢だと思ったこともなかった、という浪岡。「かなわないと分からないこともあって。僕はずっとミュージシャンになりたかったんだなと思います」。そしてメンバー一人ひとりの名前を呼び、「一緒に夢をかなえてくれてありがとうございます」と感謝を伝える。最後はみんなで『Taxi to the Moon』で盛り上がって大団円。ライブの後には大島がサポートメンバーだけでなくスタッフも全員紹介していった。

次のページへ (2/2) 【写真】感動に包まれたPenthouse初の日本武道館公演の様子
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