なつぽいと電撃結婚の鷹木信悟「家庭を持ち弱くなったと言わせない」 新婚生活も告白「悪戦苦闘して…(笑)」

今年1月に発足した新ユニット・Unbound Co.(アンバウンドカンパニー)。その中心人物でもある鷹木信悟だが、同門には辻陽太という二冠王もいる。タイトルやトーナメント・リーグ戦の優勝から少し離れている鷹木としては、勝負の1年になりそうだ。そして、なつぽいという伴侶も得た。その鷹木へのインタビュー後編はUnbound Co.、そして今後の展望について聞いた。

自身のこれまでを振り返り、NJCへの思いを語った鷹木信悟【写真:橋場了吾】
自身のこれまでを振り返り、NJCへの思いを語った鷹木信悟【写真:橋場了吾】

昨年のG1は過去一番しんどかった…あのコンディションの状態で勝ち抜くのはきついなと感じた

 今年1月に発足した新ユニット・Unbound Co.(アンバウンドカンパニー)。その中心人物でもある鷹木信悟だが、同門には辻陽太という二冠王もいる。タイトルやトーナメント・リーグ戦の優勝から少し離れている鷹木としては、勝負の1年になりそうだ。そして、なつぽいという伴侶も得た。その鷹木へのインタビュー後編はUnbound Co.、そして今後の展望について聞いた。(取材・文=橋場了吾)

 Unbound Co.は今年1月5日にできたばかりのユニットだが、鷹木信悟と以前からタッグを組んでいたドリラ・モロニーという良きパートナーもそのまま合流した。

「組む前から気にはなっていた選手だったんですが、向上心が高いですよね。もともとすごい体重があったみたいですけど、努力して今の体を作って、スピーディーな動きもできますからね。そういう意識も高いんだと思いますよ。2.11大阪で(辻)陽太がヒロムを呼び込んで、Unbound Co.のメンバーが集まったんですが、あの場面にいたメンバーが一緒にやっていく感じですね」

 そのUnbound Co.の結成を発表したのは、IWGPヘビー級&GLOBALヘビー級二冠王者の辻陽太だった。

「もともと彼はアメフト出身で身体のポテンシャルがすごく高いですよね。体が大きいのに飛び技もできますし、考え方がプロレスファンではなくてフラットに物事を見ている感じを受けていて、試合も面白いというか、そういう感じでやるのかという発見もありますよ。(辻と)同世代で言ったら、KONOSUKE TAKESHITAの方がプロレス観的なものは似通ってるかもね。お互い大のプロレスファンだし(笑)試合をしてみて、鷹木信悟が大事にしているプロレスの軸と似ているなって感じたんですよ。陽太はちょっとまた違う感覚なんですよね。未知だからこそシングルで触れてみたいという気持ちが強いですね」

 Unbound Co.には、IWGPタッグ王者のYuto-IceとOSKARのKnock Out Brothersもいる。

「この二人がいるのは心強いですよね。OSKARはとにかくデカいし、Yutoもまだまだ伸びていくと思いますよ。もしかしたらボロが出ることもあるかもしれないけど、まだキャリア4~5年でしょ? 伸びしろしかないじゃん。僕も22年やってきて、5年目・10年目・15年目と考え方やスタイルは変わってきていますからね。例えば、僕は去年初めてスイングDDTをやったんですけど、幅は広がっているというか。逆にできなくなったこと、やりづらくなったこともあるわけで。だからこそ、先輩レスラーで石井智宏さんみたいに一貫して変わらないスタイルでやっている人はすごいなと思いますね」

 鷹木自身、これまでのダメージの蓄積を感じている。

「無茶はあまりできないなあと、自分でもわかってきましたね。昨年のG1(クライマックス)は、序盤で結構ダメージが大きくてそれが抜けきらないまま終わったという感じで……今まで出場した7回の中で、一番しんどかったですね。勝ち越したのは良かったですけど、あのコンディションの状態ですと、勝ち抜くのはきついなと思いました。ダメージは確実に蓄積しているわけですよ、受け身を取るたびに。とはいえトレーニングは好きなんでね、風呂に入る・サウナに行くみたいな感覚で。でもそれも、G1やNEW JAPAN CUPのときはもう少し気にしながらやらないなとダメですね。最近までは、永遠にプロレスができるんじゃないかと思っていたんですけど、3年前・5年前とは違うなということがあって。やっぱりいろいろと切り替えていかないと残っていけないなと。捨てるものは捨てて、引き出しにしまっていたものを出して食らいついていこうという感じですね」

 鷹木は、そう感じたときのヒントをくれた。

「(2025.9.28に)神戸でゲイブ(・キッド=当時のIWGP GLOBALヘビー級王者)とタイトルマッチをやったんですよね。その試合で、一番のチャンスのときに心拍数は上がっていないしスタミナも残っていたので、『いける』と思ってパンピングボンバーを出したんです。そのときに、ちょっと加速が弱かったと思ったんですよ、自分で。『ああ、これは返されるな』と自分でわかったんです、相手にダメージを与えられていないって。まだ体力が残っているのに走れなかった……インパクトが弱かったなと思って、反省しましたね。早く走る練習をするのではなく、膝や腰の悪いところをリカバリーしながらトレーニングする必要があると。単純そうに見えて、ちゃんと考えているんですよ(笑)」

昨年のゲイブ・キッド戦で鷹木が感じたこととは…【写真:(C)新日本プロレス】
昨年のゲイブ・キッド戦で鷹木が感じたこととは…【写真:(C)新日本プロレス】

ウルフは試合を見ていてプロレスが好きなことが伝わってくる、ウルフとやりたかった

 1月13日、鷹木はなつぽい(スターダム)と昨年結婚していたことを公表、プロレス界のビッグカップル誕生は大きな話題となった。

「プロレスラー同士の夫婦ということで話題になったと思いますが、正直、僕は家では仕事の話をしないんですよ……妻(なつぽい)は一生懸命話してくれますけど。実は、長い話を聞くのが苦手で悪戦苦闘しています(笑)。でも、食事に関しての理解は大きいですね。ヘルシーなものを中心に食べる、夜食はしない。僕は朝食をしっかり食べたい方なので、規則正しく起きて白湯を飲んでから踏み台昇降で心拍数を上げて、みたいな感じで。僕はもともと太りやすいので、一番脂肪が燃焼しやすい朝の有酸素運動はするようにしていますね。あと、体を冷やすことはしないようになりました。どんなに暑くても、汗だくで店員さんに聞き返されても、ホットコーヒーを飲みます(笑)」

 なつぽいは『シンデレラ・トーナメント2026』で優勝し、会社のお金で公開披露宴をすると意気込んでいたが……。

「優勝決定戦が3.15(横浜武道館)でしたっけ? 僕は地元山梨で試合(アイメッセ山梨)なので、物理的にちょっと……逆に向こうが早く終わらせて、応援に来てほしいですね(笑)」

※なつぽいはスターダムの3.8後楽園大会で梨杏に敗北し、公開披露宴は夢と潰えた。

 一方、鷹木は『NEW JAPAN CUP 2026』にエントリー中だ。まずは、3.10岡山大会でウルフアロンをHOUSE OF TORTURE総出で潰したドン・ファレとの対戦が待っている。

「5年前にファイナリストになったんですけど、一発勝負だからこそ幅の広さ・懐の深さを見せて勝ち上がっていきたいと思いますね。(HOTに対しては)お前らはそれでいいのかと思いますけど、ウルフは試合を見ていてプロレスが好きなことが伝わってくるんでね、柔道の金メダリストですけどプロレスだったらまた違うよという部分を見せられると思うので、ウルフとやりたかったですね。(ファレに勝ったら)モロニ―とやれたらWAR DRAGONS同士でしか見せられない戦いになるでしょうし、上村(優也)はまだ爪が甘いイメージがあるのでね。マイクも大事なところで噛んでいましたし(笑)」

※鷹木はファレに勝利し、3.15山梨で上村と対戦することが決定した。

 もちろん、その先のベルト戴冠も見据えている。

「今までは孤独が自分を強くすると思っていたんですが、結婚して家庭を築くことができて守るものができた強さを見せていきたい。『本業であるプロレスはどうなの』と、自分も妻もそう思われるのは前提でリングで頑張っていければと思います。浮かれただけで終わったなんて思われたくないですし、結果にこだわっていきたいですね。陽太が軽いノリで『本命は鷹木さん』と言っているインタビューを見て、火が付いたし少しカチンときた部分もあるんでね。まずはNEW JAPAN CUP、優勝して4.4両国国技館で辻陽太の前に立ちたい。そして目の前にいるチャンピオンを潰す戦いをします。春に向けてとことん暴れてやりますよ」

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