人気声優・悠木碧が明かす“天才子役”の声優デビュー 稲垣来泉と「プリキュア」共演
悠木碧、稲垣来泉は「本当に才能が詰まっている」
――来泉ちゃんは、テレビの「プリキュア」も見ていますか?
稲垣「はい、見てます」
悠木「ありがとう!うれしい」
稲垣「最後『ヒーリングっど・プリキュア』のエンディングで踊る前に、『ミラクルリープ』のCMがあって(キュア)グレース・キュアスター・キュアエールの中にミラクルンも混ざってて、特にグレースがしゃべってる時の動きがかわいかった。踊りが終わった後の映像でもミラクルンの声も入っていたので、うれしかったです」
悠木「あの『ミラ~』の一言で(テンションが)ぶちあがっちゃって……」
――お姉ちゃん(子役の稲垣芽生)と一緒に見ているんですか?
稲垣「お姉ちゃんもプリキュアが好きです。『スマイルプリキュア!』(2012年2月5日~2013年1月27日全48話放送)くらいから一緒に見ています。お姉ちゃんと一緒にお布団のマットに向かって、『ハ~ッ!』って言ってジャンプしたり、キックしたりしています」
――来泉ちゃんから見て、キュアグレース/花寺のどかちゃんはどうですか?
稲垣「悠木さんは、のどかちゃんの時とグレースの時と全然声が違います。闘っているときの声がすごくカッコよくて、のどかちゃんの時は子どもっぽさもあって、お母さんと一緒の時も楽しそうですごいなあって思っていて、いつか私も悠木さんみたいにいろんな声のパターンを出せるようになりたいなと思います」
悠木「ありがとうございます! 5000兆点のコメント出ました! 一生分のテストで100点取ったみたいな気持ちになってるよ!(笑)。私も、子どもの頃に憧れた声優さんがいて、その方みたいになりたいなって思って始めた仕事だからうれしいですね。生きててよかった!」
――悠木さんはどなたに憧れていたんですか?
悠木「私は先輩プリキュア(「Go!プリンセスプリキュア」2015年放送、紅城トワ/キュアスカーレット役)でもある沢城みゆきさんです。沢城さんも14歳とかから声優さんをしていて、子役さんでも声のお仕事って、できるんだって。私はすごく声の方にいきたかったんですよ、子役だったときから。とても憧れていたし、ご一緒させていただいた作品では、ふすまを挟んでしゃべるシーンがあったんですけど、画がないのにふすまを感じたんですよ。声でふすまを表現できるのはすごい。今も憧れています」
――来泉ちゃんの作品はご覧になっていますか?
悠木「すごくミーハーで申し訳ないんですけど、『テレビで見た子だ』というのが最初の印象でした。なるほど、そりゃあ大活躍だわ、と。本当に才能が詰まっているなと思ったし、もちろん彼女が賢いっていうことも重要ですけれども、とても純真に今、目の前で任されていること、起こっていることをきちんと捉えて、きちんと返してみたいなことがすごく健やかに行われてないと、こういう風にはならないと思うんですよね。テレビで見ていたよりも素敵な子で、うれしい気持ちになりました。普通に芸能人を見る気持ちでした。納得ですよね、なんでもできるもの」
(続く)
※「ヒーリングっど・プリキュア」の「・」はハートマーク
(インタビューは3月中旬に行われた)
□悠木碧(ゆうき・あおい)3月27日生まれ。千葉県出身。4歳の時に子役として芸能界に入り、2003年に声優デビュー。08年には「紅」で初めてヒロインを演じ、その後「夢色パティシエール」や「ポケットモンスターベストウィッシュ」など多くの主要キャラクターを演じるように。11年に主演した「魔法少女まどか☆マギカ」が大きな話題に。本人も19歳という若さで第6回声優アワード主演女優賞を受賞。
□稲垣来泉(いながき・くるみ)2011年1月5日生まれ。東京都出身。4歳のときからモデルとして活躍。その後、子役として、ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」「TWO WEEKS」「スカーレット」、映画「人魚の眠る家」などに出演。姉は女優の稲垣芽生(めい)。