『国宝』最優秀作品賞に輝く 「日本アカデミー賞」10部門で最優秀賞の快挙…吉沢亮「今まで経験したことのない反響」
「第49回 日本アカデミー賞」授賞式が13日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、最優秀作品賞に『国宝』が輝いた。史上最多12部門での優秀賞受賞となった同作は、主演の吉沢亮が最優秀主演男優賞を獲得するなど10部門で最優秀賞を受賞した。

史上最多12部門で優秀賞
「第49回 日本アカデミー賞」授賞式が13日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、最優秀作品賞に『国宝』が輝いた。史上最多12部門での優秀賞受賞となった同作は、主演の吉沢亮が最優秀主演男優賞を獲得するなど10部門で最優秀賞を受賞した。
同作は、吉田修一氏の同名原作小説を李相日監督が映画化。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公・立花喜久雄(吉沢)の50年にわたる生涯を描き、国内興行収入200億円(興行通信社調べ)を突破するなど大ヒットを記録した。
ステージには李監督、吉沢、共演の横浜流星、渡辺謙ら『国宝』チームが登壇。李監督が「この場でこうして『国宝』のみんなとこの場に立てることの喜びは多分生涯忘れないですし、この場には今まで僕が他の作品で一緒に闘ってきた仲間もいるし、将来一緒にまた闘うことになる仲間も必ずいると思うので、みんなでこの日本映画というものを、また力強く進めていきたいと思っております」と決意を述べた。
司会の羽鳥慎一アナウンサーが「では、横浜さんにも一言お伺いしたいと思います」と振ると、横浜は「え? 自分ですか? 吉沢亮ではなく?」と困惑しつつも、「本当にこんなにもたくさんの方々にこの作品が広がり、普段映画館に足を運ばない方にも『国宝』見たよと言っていただけて、すごく自信がついたというか、いいものを作れば必ず見てもらえるんだとすごく励みになりました。自分も日本映画界を発展させられるために、自分は作品命で役を生きるのみだと思っておりますので、これからもよろしくお願いします」と呼びかけた。
続いて、主演の吉沢は「本当にうれしく思います。ありがとうございます。本当にこの作品が公開されてから、今まで経験したことのないくらい反響をいただきまして、同い年の役者から『やっぱり役者というのはかっこいんだ』という話をしてくれて、それが僕の心の中に非常に残っています。この芸の世界に生きている人も、そうじゃない人でも、本気で何かに打ち込む姿を見るとやっぱり人は感動するんだなと、この映画で伝わったのかなって……ごめんなさい何を言っているのか自分でも分からないんですけど(笑)。本当にありがとうございます」と興奮気味に語った。
最後に李監督は改めて、「作り手だけでなく宣伝や営業含め、映画というものを全員で世に訴えて、共に盛り上げていただいた関係者の皆さんに感謝を述べたいと思います。ありがとうございます」と感謝を述べて、会場からの万雷の拍手とともに授賞式のフィナーレを飾った。
『国宝』が受賞した各賞は以下の通り(★は最優秀賞受賞)。
優秀作品賞:★『国宝』
優秀監督賞:★李相日
優秀脚本賞:★奥寺佐渡子
優秀主演男優賞:★吉沢亮
優秀助演男優賞:田中泯、横浜流星、渡辺謙
優秀助演女優賞:高畑充希、寺島しのぶ、森七菜
優秀撮影賞:★ソフィアン・エル・ファニ
優秀照明賞(撮影賞に準ずる):★中村裕樹
優秀音楽賞:★原摩利彦
優秀美術賞:★種田陽平/下山奈緒
優秀録音賞:★白取貢
優秀編集賞:★今井剛
新人俳優賞:見上愛
特別賞:製作チーム
主題歌賞:原摩利彦 feat.井口理『Luminance』
クリエイティブ貢献賞:ヘアメイクチーム(ヘアメイク:豊川京子、特殊メイク:JIRO、床山:荒井孝治・宮本のどか、歌舞伎化粧:日比野直美、舞台面床山:西松忠)/振付(谷口裕和、吾妻徳陽)
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