「派手な技の発表会はいらない」マリーゴールド松井珠紗が語るクラシカルへのこだわりと“ヒール”転身の理由

マリーゴールドの松井珠紗は、ヒールユニットであるダークネス・レボリューションに加入後にツインスター王座を獲得。その後、新設された3Dトリオス王座の初代王者になるチャンスを得たが……その松井へのインタビュー後編は、パートナー・CHIAKIとの関係性、そして松井のプロレス観について聞いた。

CHIAKIとの関係性・今後の展望を語った松井珠紗【写真:橋場了吾】
CHIAKIとの関係性・今後の展望を語った松井珠紗【写真:橋場了吾】

CHIAKIとは地元も近くプライベートでも友達

 マリーゴールドの松井珠紗は、ヒールユニットであるダークネス・レボリューションに加入後にツインスター王座を獲得。その後、新設された3Dトリオス王座の初代王者になるチャンスを得たが……その松井へのインタビュー後編は、パートナー・CHIAKIとの関係性、そして松井のプロレス観について聞いた。(取材・文=橋場了吾)

 松井はCHIAKIとともに2025年10月の両国国技館大会で、第6代マリーゴールド・ツインスター王座を獲得。これまで4回の防衛に成功しているが、後藤智香&勇気みなみ組、山岡聖怜&心希組など、勢いがありひょっとしたらひょっとするチームが挑戦してきている。

「王者冥利に尽きますね、その勢いをくじいてやることが大事なのかなと思いますし。(特に山岡組は)私もこれは『ちょっとやべえな』と思いましたよ。でも、CHIAKIとはプライベートでも普通に友達ですし、地元も近く前からよく一緒にいて、気心も知れているので。芝居の話をしていると、CHIAKIの言うことに納得できますし、逆にプロレスの話だと私の話を聞いてくれるので、喧嘩はしないですよ。CHIAKIが勝手に落ち込んでいるところは、よく見ていますが(笑)」

 2025年7月にはダークネス・レボリューション(以後DR)に瀬戸レアが加入し、独特の個性を発揮している。2.23後楽園ホール大会では、その瀬戸、そして野崎とのトリオで、松井は新設された初代3Dトリオス王座決定トーナメント決勝戦に臨んだ。

「やっぱり“初代”っていいですよね。後からこのベルトを知ったファンがいたとして、調べて出てくるのは『初代は誰だったのか』だと思うので。この人から始まったベルトという色もつくと思いますし」

 対戦相手は桜井麻衣&翔月なつみ&山下絵里奈(La vie en Rose)。翔月とは、2024年7月の両国国技館大会で初代スーパーフライ王座を争った因縁もある。

「(翔月とは)運命的ではありますよね。でも、謎のトリオですよ(笑)。見栄えがお姉さんみたいなのがいいんですかね……個々が動けることはわかっていますけど、DRはチーム力では負けないので。あと、レア可愛くないですか?同じ年、同じ神奈川県出身という共通点もあって、陰キャなのに人たらし(笑)。今まで出会ったことのないタイプの人間ですね」

見事な跳躍でフットスタンプを決める【写真:(C)マリーゴールド】
見事な跳躍でフットスタンプを決める【写真:(C)マリーゴールド】

そもそもクラシカルな試合が好き、若い人にもプロレスを見てもらいたい

 ここで松井の試合展開の話題になった。運動神経が抜群なのは試合を見ていてわかるが、意外に派手な飛び技はやらない。

「“派手”に逃げないようにしています。派手な技をやれば沸くことはわかっているんですけど、技の発表会をやっても……と思います。でも、運動神経は良くないですよ、走るのも遅いですし(笑)。そもそもクラシカルな試合が好きで、DDTの佐々木大輔選手のスタイルが好きなんですよ。あと、私は若い人たちにプロレスを見てもらいたいと思っているので、面白さの方向性を変えていかないとダメなのかなと。最近の若い子はちょっと悪いことに惹かれる傾向があるので、そういう存在に自分がなっていきたいなと思います」

 ここまでは事前に伺っていた話。2.23後楽園大会で、松井は初代3Dトリオス王者にはなれず、CHIAKIは青野未来の持つマリーゴールド・ワールド王座に挑戦するも敗北し丸坊主になるなど、DRにとっては散々な一日になってしまったが……。

「CHIAKIはカラッとしていますから、大丈夫だと思いますよ。(3Dトリオスは)まあ、初代はくれてやりますよ。なかなかないとは思いますが、今後ベルトができればもちろん初代を目指しますし、今回は……どこかで獲って最長保持を目指しちゃおうかなと。あんな荒削りなチームに負けるなんてすごい悔しいですけど、もっとチームとして磨いていけば、次は負けるはずがないと思いましたね」

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