伝説的映画『竜二』が柳楽優弥主演でリメイク「原作への最大限の敬意を胸に」 10・30公開決定

俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『RYUJI 竜二』が、10月30日から全国公開されることが、4日に発表された。1983年公開の名作映画『竜二』を原作とするリメイク作品で、43年の時を経て新たに誕生する。

映画『RYUJI 竜二』が公開されることが発表された【画像:(C)2026『RYUJI』製作委員会】
映画『RYUJI 竜二』が公開されることが発表された【画像:(C)2026『RYUJI』製作委員会】

超特報&ティザービジュアル初解禁

 俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『RYUJI 竜二』が、10月30日から全国公開されることが、4日に発表された。1983年公開の名作映画『竜二』を原作とするリメイク作品で、43年の時を経て新たに誕生する。

 83年公開の『竜二』は、当時の社会に漂う閉塞感と主演・金子正次さんの生きざまが重なり合い、公開初日から劇場が満席となるなど大きな反響を呼んだ。竜二の不器用な優しさや一人の男としての哀しみが女性の心も捉え、義理と人情の世界を描いた作品でありながら、異例といえるほど多くの女性客が劇場に詰めかけた。さらに公開から8日後に金子さんが逝去したことも重なり、社会的関心の高まりとともに広く語られる存在となった。圧倒的なリアリティーとカリスマ性は今なお色褪せることなく、日本映画史に刻まれた伝説的映画として語り継がれている。

 本作で花城竜二を演じるのは、国内外で高い評価を受け続ける柳楽。圧倒的な存在感と演技力で知られる柳楽が、時代を超えて愛される主人公に挑む。監督は、人間の弱さや可笑しみ、再生への希望を温かな視点で描き、丁寧で繊細な人物描写に定評のある水田伸生氏が務める。名作への敬意を胸に、新たな解釈で再構築する。

 あわせて、超特報映像と超ティザービジュアルも初解禁された。映像では、煙草をくゆらせながら新宿・歌舞伎町の喧騒を肩で風を切る竜二の姿が映し出される。静けさの奥ににじむ張り詰めた空気や、時折見せる優しいまな差しが断片的に重なり、孤独や葛藤、自らも抗うことのできない生きざまを浮かび上がらせる内容となっている。

 ポスタービジュアルでは、深く刻まれた竜の刺青を背負い、儚げにこちらを見つめる竜二の姿を写し出す。「楽じゃねえなぁ。」という一言が、竜二の人物像を象徴するコピーとして添えられている。

 出演者、スタッフのコメントは下記の通り。

○柳楽優弥

「正直、ドキドキしています。『竜二』と真剣勝負で向き合いました。撮影現場では、水田伸生監督をはじめスタッフの皆さんが誠意を持って作品に向き合う姿勢を示してくださり、自分自身も誠実に挑むことができました。義理や人情の世界に生きてきた人間が、そこから足を洗い家族との幸せを願いながら、過去とのあいだで葛藤する。強さを持ちながらも悩み、迷い、最後に決断していく竜二の姿は、時代の変化の狭間にある今、人と人との距離感が移り変わる中で、あらためて共感できる価値を持つものになっていると感じています。原作への最大限の敬意を胸に、今の時代だからこそ生まれる『RYUJI』を届けたいと願っています」

○水田伸生監督

「『RYUJI』名作映画のリメイクは、オリジナルに対する『敬意』の表明であり、新たな解釈で新しい命を吹き込む『再創造』であって、決して『模倣』ではありません。この事を柳楽優弥さんと沢山話し合い、43年の時を経て『再創造』する我々の『竜二』の完成型を模索しました。 金子正次さんが命を懸けて『創造』した名作映画を汚す訳にはいきません…やっと、たどり着いた新作映画『竜二』を、今年お届けします!」

○中沢敏明氏(セディックインターナショナル)

「この映画をリメイクすることは、映画づくりを生業としている者、少なくとも僕にとっては『ロマン』だった。役者といい、脚本(ホン)といい、音楽といい周知の通り、我らを痺れさせ、金子正次の『竜二』は伝説となった。現実的にリメイクすることの諸条件に於いては困難を極め、僕は執念を持って時間をかけ、ここまで漕ぎ着けた。ジャンルはヤクザ映画なのだろうか? 僕は人間ドラマだと思った。ドラマなら、水田伸生監督に撮ってもらいたい。即決だった。水田監督は期待通り、いや期待以上に仕上げてくれた。『ロマン』が現実となった。主演は柳楽優弥さん以外には考えられなかった。狂気と優しさが入り混じった彼の眼差しで演じる芝居は全てが想像のワンランク上だった。キャスト、スタッフ全員の情熱が集結した作品となったと思う。これは、男も女も泣く映画だ」

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