なにわ男子・西畑大吾は「エンターテイナー」 細田善彦が唸った気遣いと座長力

俳優の細田善彦が、なにわ男子・西畑大吾が主演するMBS・TBS系連続ドラマ『マトリと狂犬』(MBS:火曜深夜0時59分、TBS:同1時28分)で好演を見せている。本作は裏社会をリアルに描いたコミックの映像化で、細田は西畑演じるマトリのS(スパイ)を動かす捜査官を演じている。細田が、連続ドラマ初主演を果たした西畑の座長ぶりを語った。

『マトリと狂犬』に出演する細田善彦【写真:増田美咲】
『マトリと狂犬』に出演する細田善彦【写真:増田美咲】

ドラマイズム枠『マトリと狂犬』に自信「引き込まれた」

 俳優の細田善彦が、なにわ男子・西畑大吾が主演するMBS・TBS系連続ドラマ『マトリと狂犬』(MBS:火曜深夜0時59分、TBS:同1時28分)で好演を見せている。本作は裏社会をリアルに描いたコミックの映像化で、細田は西畑演じるマトリのS(スパイ)を動かす捜査官を演じている。細田が、連続ドラマ初主演を果たした西畑の座長ぶりを語った。(取材・文=平辻哲也)

 本作は、細田が演じる麻薬取締官(マトリ)の黒崎と、西畑演じる元子役の売人・梅沢恭之介が、警察の狂犬・葛城(向井理)も巻き込み、命懸けの「二重スパイ」として薬物組織の闇に切り込んでいく物語。お笑い芸人で映画監督の品川ヒロシが演出を務めたことでも話題に。ドラマは1月20日にスタートし、後半戦に突入。物語の盛り上がりに応じて、西畑&細田のバディ感も密度を増している。

 黒崎は少年時代に麻薬で母を亡くし、家庭崩壊したことがきっかけに「マトリの狂犬」と呼ばれるようになった人物。

「黒崎は自分と接点がない役だなという印象だったので「大丈夫かな」というのは正直思いました。ですが、物事に対して真っ直ぐで、回りくどくもなく一直線に動く人間なので、そこが自分の中では魅力に感じて。それを積み重ねていけたらいいな、というのが最初に考えたことでした」

 撮影は昨年5月から約1か月間だったが、「楽しかったです。西畑さんや向井さんとご一緒できたこと、品川組に参加できたこと、黒崎という役が楽しかったこと。色々なことが積み重なって、本当に充実した時間でした」と振り返る。

 細田は、アンダーグラウンドな世界で金髪の売人役に初挑戦した西畑の姿に、心からの敬意を隠さない。

「一言で言えば『エンターテイナー』。撮影が終わった後になにわ男子さんのライブを拝見しに行ったのですが、まさにそのステージで輝く姿そのものが現場にもあった。常に周りのことを考え、どうすれば現場が盛り上がるかを一分一秒、考えている方なんです」

 そのプロ意識は、カメラが回っていない場所でより顕著に現れていたという。

「放送直前の完成披露試写会の後、品川ヒロシ監督、向井理さん、西畑さんと僕の4人でインスタライブをしたのですが、そこもエンターテイナー・西畑さんが全部を仕切って盛り上げてくれました。どんな場所でも主演としての責任とサービス精神を全うする。彼がグイグイ引っ張ってくれるから、年上の僕も良い意味でその波に乗っからせてもらっていました」

 記者が試写で全9話を一気見したというと、細田も自信を見せる。

「自分で言うのもあれですけど、このドラマは中毒性が高い。完パケをいただいて、すぐに一気見してしまい、気づいたらそのままもう一周見ていた。それほど引き込まれました」

 さらに驚くべきことに、細田は現在、自ら再生回数の向上に貢献しているという。

「パート2をやりたいんです。どうやったら実現するのかを考え、放送後に改めてTVerで見たり、Netflixで一気見したりしています。現場でも西畑さんたちと『やりたいね』と話していたので、ファンの皆さんと一緒に、僕自身も数字を押し上げて続編を勝ち取りたいんです」。数字という現実を突き動かすのは、作り手の愛と観客の熱狂に他ならない。一俳優という枠を超え、自ら再生ボタンを押し続けるその姿は、作品と共に戦う真の表現者の顔をしていた。

□細田善彦(ほそだ・よしひこ)1988年3月4日生まれ、東京都出身。NHKドラマ『きみの知らないところで世界は動く』(2005年)で主演に抜てき。TBS系『逃げるは恥だか役に立つ』(16年)、日本テレビ系『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19年)、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(21年)など数多くのドラマに出演。映画では『終の信託』(12年)、『羊の木』(18年)などに出演。19年には『ピア~まちをつなぐもの~』『武蔵-むさし-』に主演。近作には『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(20年)、『人でなしの恋』(22年)、『カタオモイ』(23年)、TBS系連続ドラマ『フェルマーの料理』(23年)、読売テレビ・日本テレビ系『約束~16年目の真実』(24年)、TBS系『アンチヒーロー』(24年)、カンテレ・フジテレビ系『地獄は善意で出来ている』(2025年)など。

ヘアメイク:平林純子(2°F)

□作品情報
ドラマイズム『マトリと狂犬』
放送:MBS/TBSほかにて放送中(全9話)
配信:TVer、NetflixにてTBS放送後に配信スタート
原作:田島隆・マサシ『マトリと狂犬 ~路地裏の男達~』(秋田書店「ヤングチャンピオン」連載)
監督:品川ヒロシほか

次のページへ (2/2) 【写真】細田善彦の貴重なインタビューアザーカット
1 2
あなたの“気になる”を教えてください