藤原さくら、デビュー10年で映画初主演「諸行無常を感じる」街並みと重なる物語に思い
アーティストで俳優の藤原さくらが28日、都内で行われた映画『結局珈琲』公開記念舞台あいさつに、山脇辰哉、日高七海、瀬戸璃子、東野良平、谷川てんちょ(こはぜ珈琲店主)、細井じゅん監督と共に登壇した。

仕事の休憩時間にひとり、こはぜ珈琲で過ごすのがルーティンとなっている常連客を演じた
アーティストで俳優の藤原さくらが28日、都内で行われた映画『結局珈琲』公開記念舞台あいさつに、山脇辰哉、日高七海、瀬戸璃子、東野良平、谷川てんちょ(こはぜ珈琲店主)、細井じゅん監督と共に登壇した。
本作は、こはぜ珈琲店長・谷川隆次さんの「旧店舗を映画として残したい」という想いを受けた細井じゅん監督が、当たり前の日常が終わり、また新しい日常が始まるまでを喫茶店という場所とそこに集う人々を、俯瞰して描いた”終わり”と”始まり”の物語。
仕事の休憩時間にひとり、こはぜ珈琲で過ごすのがルーティンとなっている常連客の青木を演じる藤原。デビューから10年を迎えるが、映画での主演は本作が初となる。藤原は「これが主演なのかなという感じです」と前半セリフが少ない役だっただけに、あまり“主演”という実感がなかったという。
それでも自身が演じた青木という役に「あまり喋らないですが、とてもお客さんに近い存在で、お客さんを代弁するような役だなと感じました。そのなかで、私自身もわかる感情が、たくさん“青木”のなかに感じられました」と共感できる部分が多かったというと「友達からの約束を全部断る。電話が何度かかってきても毎回断る。でも一人にはなりたくない。誰かの話を聞いていたい……そういう青木の感情はすごく分かる。とても面白い役が初主演だったことはとてもうれしかった」と笑顔を見せていた。
この日は、こはぜ珈琲の店長である谷川から藤原にサプライズで花束のプレゼントが。藤原は「ありがとうございます。うれしい!」と破顔すると「いま、こはぜ珈琲さんとの癒着がすごいんです」と言い「ライブのグッズもこはぜ珈琲さんとのブレンドを一緒に作らせていただいたり、本当にお世話になっています」と感謝を述べていた。
下北沢にあるこはぜ珈琲。藤原は「私、本当に下北沢の街によく行くことが多いんですけれど、下北沢の街を歩いていると『あ、この店ってなくなっちゃったんだ』とか『ここってこういう風に変わったんだ』って、街並みがどんどん変化していく場所だなと思っていて。今日も渋谷とか行ったら渋谷もどんどん変わるし。変わらないものって本当にないんだなと“諸行無常”をすごく感じるんです」としみじみ語ると「この作品はポップに諸行無常を描いています。終わった後“何だったんだ”と思うかもしれませんが、でも何か確かにすごく寂しかったりエモーショナルな気持ちとかも、日常が続いていくだけなんだということを描いている映画です」と作品に込められた思いを述べていた。
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