不登校の学生時代から「歌い手」、そして世界へ…Adoが語る半生と真実「人生の決断に年齢は関係ない」
歌い手・Adoの半生の物語『ビバリウム Adoと私』(KADOKAWA)が、26日に発売された。ベストセラー作家・小松成美氏が3年に及ぶ取材を重ねて書き下ろしたノンフィクション小説だ。この小説をもとに、Ado自ら作詞・作曲を手掛けた新曲『ビバリウム』が18日に配信開始。このほど行われた取材で、Adoは同書や新曲のほか、夢について、さらにプライベートでのリラックス法などを語った。

2020年10月『うっせぇわ』でメジャーデビュー
歌い手・Adoの半生の物語『ビバリウム Adoと私』(KADOKAWA)が、26日に発売された。ベストセラー作家・小松成美氏が3年に及ぶ取材を重ねて書き下ろしたノンフィクション小説だ。この小説をもとに、Ado自ら作詞・作曲を手掛けた新曲『ビバリウム』が18日に配信開始。このほど行われた取材で、Adoは同書や新曲のほか、夢について、さらにプライベートでのリラックス法などを語った。
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『ビバリウム Adoと私』は、これまで語ってこなかった幼少期から、不登校となった学生時代、救いとなった「歌い手」への挑戦、所属事務所・クラウドナイン代表取締役社長・千木良卓也氏との出会い、そして「Ado」誕生からワールドツアーへの躍進までが描かれている。
「私の人生を、すごく濃密に書いていただきました。今まで語るタイミングがなかった出来事にも触れているので、知っていただける機会を頂戴し、うれしいです。人生の細かい部分を振り返ることで『自分は、あの時こう思っていたのだな』と、当時の無視していた感情にも触れることができました。緊張もありますが、皆さんの反応が気になります」
Adoは2020年10月に『うっせぇわ』でメジャーデビュー。その強烈な歌詞で社会現象を巻き起こし、一躍時の人となった。24年2月には初のワールドツアーを実施、同年4月には国立競技場で女性ソロアーティストとして史上初のワンマンライブを開催した。そして、今年の7月には日産スタジアムでのライブが控えている。
次々に音楽史に大きな足跡を刻むなど、まさに“令和ドリーム”を実現させている。そんなAdoは小説の中で「人生の決断に年齢は関係ない」と語っている。
「私は周りと比べると、夢見がちな少女でした。夢を信じているからこそ、きちんと行動に移すことで夢が掴みやすくなることを知りました。人の願いや決断に年齢は関係ありません。もし夢を持っている方がいたら、自分と夢を信じて行動してほしいです」
そう語り、言葉に力を込めた。そこには自らを信じて努力し、周囲への感謝を忘れずに進む姿勢も感じられた。

Adoにとっての『ビバリウム』とは
さて、2月18日配信の新曲『ビバリウム』は、今回の小説をもとに作った。自己否定に苦しみながらもどこかに光を求める心の叫びを歌った楽曲だ。小説と楽曲のタイトルになっている『ビバリウム』とは、生き物が住む自然環境を再現した小さな箱庭を表す。デビュー前のエピソードに触れつつ、新曲に込めた思いを明かした。
「デビュー前、私がこもって歌ってきたクローゼットや子ども部屋が、私にとっての『ビバリウム』だと思いました。ただ、『ビバリウム』からは無理をして出てくる必要はないと思っています。怖いものや目を背けたいものに立ち向かう勇気があることは素晴らしいことですが、みんながみんなそうではないはずです。私もそうではなかったですし、無理に立ち向かう必要はないです」
そう静かに語り、言葉を続けた。「自分の心の中に希望や夢、『変わりたい』『ここから出たい』という気持ちが少しでもあるのであれば、その気持ちはどうか抑えないでほしいです。たまにでいいので、その心と向き合えたら、少しだけでもビバリウムの中の景色もいい意味で変わるのではないかなと思います」
若い世代に寄り添い励ます……。そうした熱くやさしい思いも伝わってきた。一方で、プライベートにも言及し、「最近買ったふかふかの椅子に『うわー』と座って、恋愛ドキュメンタリーを見たり、ドラマを見ながら時間を気にせず好きなゲームをします」とリラックス法を打ち明け、23歳の素顔を垣間見せた。
最後に、ファンに向けて「小説も楽曲も、どちらも私自身を表しています。『これが私』であって、私が私であることには変わりません。これからも見守っていただけたらうれしいです」とメッセージを送っていた。
□Ado(あど)2002年10月24日、東京都出身。20年に『うっせぇわ』でメジャーデビューし、社会現象を巻き起こす。22年公開のアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』では、ヒロイン・ウタの歌唱キャストを務めた。24年には、女性ソロアーティスト初の国立競技場単独ライブを開催したほか、25年には自身初となるドームツアー「Ado DOME TOUR 2025 『よだか』」を成功させるなど、音楽シーンの第一線で多数の記録を打ち立てている。
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