「白タクは犯罪で危険!」鎌倉の“聖地”で国交省が異例の呼びかけ 急増する訪日客に啓発
2月17日、多くの観光客でにぎわう神奈川・鎌倉市のJR鎌倉駅東口周辺および江ノ電・鎌倉高校前駅周辺にて、白タク行為(無許可営業)の防止を目的とした啓発活動が行われた。国土交通省 神奈川運輸支局 関東運輸局、鎌倉警察署、鎌倉市役所、および神奈川県タクシー協会が合同で実施。アニメの聖地として外国人観光客が急増する中、職員らがポケットティッシュを配布し、「違法な白タクを利用しないで」と呼びかけた。

「聖地」周辺で600個のティッシュ配布
2月17日、多くの観光客でにぎわう神奈川・鎌倉市のJR鎌倉駅東口周辺および江ノ電・鎌倉高校前駅周辺にて、白タク行為(無許可営業)の防止を目的とした啓発活動が行われた。国土交通省 神奈川運輸支局 関東運輸局、鎌倉警察署、鎌倉市役所、および神奈川県タクシー協会が合同で実施。アニメの聖地として外国人観光客が急増する中、職員らがポケットティッシュを配布し、「違法な白タクを利用しないで」と呼びかけた。
この日、鎌倉高校前駅やJR鎌倉駅前には計19人の職員が立ち、訪日客に向けて「『白タク』での旅客運送は犯罪であり、危険です!」と記された多言語対応のポケットティッシュを配布し、啓発した。
配布された数は、JR鎌倉駅前で240個、鎌倉高校前駅で360個の計600個。特に鎌倉高校前駅周辺は、人気アニメ『スラムダンク』の舞台として海外からの注目度が極めて高く、撮影のために訪れる観光客に対し、集中的な啓発が行われた形だ。
啓発活動は旅行客だけにとどまらない。同日、鎌倉市のシンボルである若宮大路(段葛付近)では、8人の職員が路上駐車していた都市型ハイヤーなど9台の運転者に対しても、適正な営業について説明したチラシを配布。「区域外営業」「客引き行為」「駐車違反」といった違法行為を行わないよう、注意喚起を行った。
「外国人観光客の中には白タクが違法であることを知らない方も」
神奈川運輸支局によると、こうした啓発活動は今年度で5度目。鎌倉以外にも横浜の大さん橋国際客船ターミナル、江の島などで活動を行ってきたという。最近では、旅行客や自家用自動車の運転者のほか、ハイヤーの不適切な行為が問題視されていることから、これについての周知活動にも力を入れている。
担当者は「外国人観光客の中には白タクが違法であることを知らない方もいると思います。そのため、白タクを利用しないように呼びかけると共に、運転者に対しても、違法行為をおこなえば禁固刑や罰金など課せられることがあります。そのため、白タク行為を利用しない、行わないよう啓発する。また、路上での活動のため運転者を通じて、ハイヤー事業者に対して適正な営業を行うよう注意喚起していく」と、活動方針を明かす。
「犯罪行為への罰則を厳しくすべきではないか」という声に、当局は「まずは『白タクがいけないことである』という事実を広く周知することが重要」との考えを示す。
観光地・鎌倉の安全と秩序を守るため、当局は今後も継続的な監視と周知活動を続けていく方針だ。
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