妻夫木聡、『宝島』でブルーリボン賞主演男優賞受賞 『国宝』李監督の祝福に「泣かせようとしていますよね」

俳優の妻夫木聡が17日、都内で行われた「第68回ブルーリボン賞(2025年度)」の授賞式に登壇。映画『宝島』で主演男優賞を授賞した喜びを語った。

授賞式に登壇した妻夫木聡【写真:ENCOUNT編集部】
授賞式に登壇した妻夫木聡【写真:ENCOUNT編集部】

2010年度『悪人』以来、15年ぶり2度目の受賞

 俳優の妻夫木聡が17日、都内で行われた「第68回ブルーリボン賞(2025年度)」の授賞式に登壇。映画『宝島』で主演男優賞を授賞した喜びを語った。

 2010年度の映画『悪人』以来、15年ぶり2度目の受賞となった妻夫木は、「いつになっても賞をいただけることは光栄なことですし、今回は一番感謝の思いが強いです」とコメント。「僕自身も『多分、今回は(『国宝』主演の)吉沢(亮)君がこの場に立っているとみなさんが思っているだろう』と感じていたのですが、記者のみなさんは僕の『宝島』という映画へ向けた『映画を信じたい』『映画というものが奇跡を起こす』という思い、それに対して、その瞬間を目の当たりにしたいとみなさんも一緒に信じてくれた。そういう答えが今回の賞をいただけたことなんじゃないかと思っています」と喜びをかみ締め、「僕としてはキャスト、スタッフ、そして関係者、沖縄の方々、みなさんで獲った作品賞をいただいたような思いでいます」と感謝を伝えた。

『悪人』でタッグを組んだ李相日監督は、当時の妻夫木を振り返り「役者として一番もがいていた時期、もっと上に行きたい、いろんなもがきの中にいて、何かをつかもうという意思、不安も含めて、あの役に対しての力になった気がしていました」と話すと、「それから10何年たち、そういった時期を経て、より成熟して本当の意味で作品を背負う俳優として立っている。この人がこの映画を背負っている顔なんだという映り方を『宝島』はしていた。その大きさを感じました。大きくなったね。本当によかった」と祝福した。

 この言葉を受け、妻夫木は「絶対に泣かせようとしていますよね」と笑顔。李監督の手掛けた『国宝』と、『宝島』は同じ時期に製作が始まり、同じ時期に公開されたことを説明すると、「『同じくらいの長さで大丈夫かな?』なんて言い合っていました。お互いがお互いに『そっちはどう?』と言っている感じが、李さんと共に映画という歴史の中を一緒に歩めているんだと光栄でしたし、お互いこの歳になっても頑張れている。ちゃんと自分が見たい景色を見に行けている感じがして、すごくうれしいといつも思っています」と李監督への特別な思いを明かした。

 1950年に創設されたブルーリボン賞は、映画に取り組む姿勢や人柄も選考に含まれるのが特徴でスポーツ紙記者が選考している。例年、前年度の主演賞受賞者の2人が司会を務めており、今年は山口馬木也と河合優実が担当した。

<第68回ブルーリボン賞(2025年度)受賞結果>
作品賞:『国宝』
監督賞:山田洋次『TOKYOタクシー』
主演男優賞:妻夫木聡『宝島』
主演女優賞:広瀬すず『片思い世界』『遠い山なみの光』『ゆきてかへらぬ』
助演男優賞:佐藤二朗『爆弾』
助演女優賞:森田望智『ナイトフラワー』
新人賞:渋谷龍太『ナイトフラワー』
外国作品賞:『教皇選挙』

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