「お笑い芸人」という肩書きへの違和感 平子祐希、40歳で捨てた“無理”と辿り着いた新境地
お笑いコンビ・アルコ&ピースの平子祐希が、14日に自身初となる写真集『艶夢』(講談社)を発売した。身長182センチ、体重99キロの分厚い肉体は、「今、いちばん抱かれたい体格」ともうたわれる。お笑いの世界でも独自の道を行く47歳の素顔に迫った。

名優・渥美清に憧れて芸能界入り
お笑いコンビ・アルコ&ピースの平子祐希が、14日に自身初となる写真集『艶夢』(講談社)を発売した。身長182センチ、体重99キロの分厚い肉体は、「今、いちばん抱かれたい体格」ともうたわれる。お笑いの世界でも独自の道を行く47歳の素顔に迫った。(取材・文=小田智史)
――『艶夢』のタイトル通り、写真集では“艶やか”な平子さんの姿が数多く収められていますがご家族の反応は?
「奥さんや子どもには写真集は見せないです(笑)。普段で言うと、子どもはだいぶ大きくなりましたけど、ずっと大きくなるまで抱っこしていたし、“高い高い”が本当に高いとか、空中にぶん投げられるとか、そういう力強さみたいなのは、『パパ=分厚い人』というイメージとして残ってくれている気がします」
――お子さんが大きくなられて“パパ評”は変わりましたか?
「僕は変わらず、いまだに無理やり抱き寄せたり、頬擦りしたりします。子どもは嫌がりますけど、力尽くでやるので万力みたいな感覚で思われているんじゃないですかね。でも、楽しいですよ」
――今回の写真集はダンディーさも特徴です。平子さんが憧れる男性像を教えてください。
「(俳優の故・)渥美清さんですね。寅さんから入ったんですけど、ドキュメントを見たりとか、本を読んだりしています。カメラが止まった時の渥美清さんは、サービス精神と寡黙さを兼ね備えて、私生活について多くを語らず、住んでいる場所も明かさずという方だったみたいです。楽しげなキャラクターで寅さんを演じていましたけど、ふとあの細い目がゾッとするほど怖い瞬間があったり、色っぽさを感じていました」
――“抱擁”の特典が付く写真集の刊行記念お渡し会は東京開催分が即完売で、特に女性ファンが多いそうですね。平子さんは女性に対して優しい?
「普段は……家ではあまりベラベラ喋らないですね。奥さんがお喋りなので。テレビも無口・静かな方だと思います。だから、今ようやくどの局面を切り取っても、無理なく生活できてるのかなと感じます。一生懸命テレビを頑張っちゃって、『声張んなきゃ仕事をもらえないんだろうな』とか、正直、無理していた時期もありました。『もうパーソナルで仕事をもらえないんだったら、それでいいや』と思って開き直ったら、お仕事をいただけるようになった。無理していた時代は無駄だったなと今振り返ると思います(苦笑)」
――その“開き直った”転機はいつごろですか?
「40歳ぐらいですね。『もう40(歳)か』となって、芸人とは言えども、はしゃぐプロはたくさんいる中で、性格・人格を作ってまで無理する必要はないなと思いました。どこか尖った考え方かもしれないですけど、『自分のままでやって、それで売れなきゃいいや』という開き直りが、個人の尊重に動いた時代とちょうどタイミングが合った感じです」

現状に満足せず「自分らしく」
――改めて、自分自身が見た「平子祐希」はどんな人ですか?
「自分が飛び込んだ世界なので芸人然とはしようとしていますけど、『お笑い芸人』と付いちゃうと違和感があるんですよね。自称なのか、第三者が付けてそうなったのかは分からないですけど、例えば学校の先生も別に『熱血教師』とは自分で言わないじゃないですか。『優しい先生』と自ら言っているようなもので、お笑い芸人と『お笑い』は付かなくていいというか、世でいう“ザ・お笑い芸人”イメージとはあえて乖離させようとしている意識は僕は持っている気がします。喜怒哀楽があって、もっと細分化される感情がある。芸人としてそういういろんな感情を揺り動かしたい気持ちはもちろんありますけど、別にお笑いに特化しようとはあまり思っていないかもしれません。
作為的に取るお笑いよりも、そういう方向に振った時にふと出るお笑いのほうが好きですね。寅さんで言うと、お葬式の緊張と緩和じゃないですけど、そういう場こそお笑いが起きやすかったり、こらえられないお笑いはそういう場から生まれたりしますから。僕は“そっちサイド”のような気がします」
――平子さんなりのジャンルがあるイメージでしょうか。
「芸人さんもどんどん出てきて、若い世代に面白い人もたくさんいます。『独自性を出さないと食われちゃうのかな』という自信のなさも、そこには少し見え隠れはしていますけど、自分を作って取り繕っても仕方ない。3年後にどうなっているか分からないので、現状に満足せず、自分らしくやっていきたいです」
□平子祐希(ひらこ・ゆうき)1978年12月4日、福島県出身。2006年、酒井健太と共にお笑いコンビ・アルコ&ピースを結成。情緒深い愛のある言い回しを駆使し、独自の世界観でお笑い界に君臨する。コンビでパーソナリティを務めるTBSラジオ『D.C.GARAGE』(火曜深夜0時)は熱狂的な人気で多数のリスナーを抱える。2025年タレントテレビ出演本数ランキング4位を獲得するなど、バラエティーからドラマまで、活動の幅を広げている。
(イベント情報)
■平子祐希とビデオ通話会(個別オンライントーク:約2分間)
開催日時:2月19日(木)
1部:午後3時~
2部:午後4時~
3部:午後5時~
4部:午後6時~
■今夜は一緒に“艶夢”をみよう配信(オンライントークショー:約1時間)
開催日時:2月19日(木)午後7時30分~
■平子祐希 写真集『艶夢』(講談社)発売記念お渡し会 in 大阪
開催日時:2月22日(日)正午~@ 紀伊國屋書店 グランフロント大阪店
※イベント詳細・参加方法は『ViVi』公式サイトをチェック
https://www.vivi.tv/post462580/
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