佐藤二朗、『爆弾』の怪演で助演俳優賞を受賞 10円ハゲの裏話披露「半年間ずっと帽子を被っていた」
俳優の佐藤二朗が10日、都内で行われた第80回毎日映画コンクールの贈呈式に登壇。映画『爆弾』に登場する謎の男・スズキタゴサクの怪演が評価され、助演俳優賞を受賞した。

第80回毎日映画コンクール贈呈式&記者会見に出席
俳優の佐藤二朗が10日、都内で行われた第80回毎日映画コンクールの贈呈式に登壇。映画『爆弾』に登場する謎の男・スズキタゴサクの怪演が評価され、助演俳優賞を受賞した。
贈呈式後の記者会見に出席した佐藤は、「賞って今まで縁が無くて、ここ最近なんです。ありがたいことに作品に恵まれていただけるようになりました。それまでは、『役者でもらった唯一の賞はNG大賞だ』なんていうのをネタにしていました」と笑顔。「僕らは賞のために演技をしているわけではないのですが、やっぱりいただけたらうれしいです。励みにもなるし、うれしいの一言です」と喜びを噛み締めると、「役者1人では何もできないので、本当にいろんな感謝したいというのが率直な感想です」と思いを述べた。
同作で主演を務めた山田裕貴からも祝福のメッセージが届いたそうで、「『君に祝福されるのが一番うれしい。スズキタゴサクの芝居を一番最初にすごいと評価してくれたのは現場にいた君だよ』という返信をしました。山田裕貴からはそのあと『僕も頑張ります』と来たので、『お互い頑張ろう』というメールをしました」と明かした。
役作りで苦労したことを聞くと、「原作を読んで即座に『坊主にします』と言って、10円ハゲだけ特殊メイクといいうのが、もったいないと思ったので、10円ハゲも実際に作りました」と役作りの秘話披露。「10円ハゲがあると、町とか飲み屋であったりする人は、『二朗さん、そこハゲてますよ』とは言えないじゃないですか。言わずに心の中で『いろいろ気苦労が多いんだ……』と思う。説明するのがめんどくさいから半年間ずっと帽子を被っていた」と振り返った。
今後挑戦したい役を聞くと、「ラブです! 燃えるような恋愛の役をやりたい」と熱望。報道陣から失笑が漏れると、「そういう役もあったらやってみたい。まぁ、いただいた話は一生懸命やるということです」と言及した。
毎日映画コンクールは1946年に創立された映画賞で、映画・作品だけではなく撮影や美術、録音のスタッフ、幅広い部門を設けているのが特徴となっている。監督賞を『国宝』の李相日氏、主演俳優賞を同作の吉沢亮が受賞。日本映画大賞には、吉田大八監督の『敵』が選ばれた。
<第80回毎日映画コンクール 受賞結果>
■日本映画大賞:『敵』(吉田大八監督)
■外国映画ベストワン賞:『ワン・バトル・アフター・アナザー』(ポール・トーマス・アンダーソン監督)
■俳優部門
主演俳優賞:吉沢亮『国宝』
助演俳優賞:佐藤二朗『爆弾』
助演俳優賞:窪田正孝『宝島』
スポニチグランプリ新人賞:林裕太『愚か者の身分』
■スタッフ部門
監督賞:李相日『国宝』
脚本賞:奥寺佐渡子『国宝』
撮影賞:ソフィアン・エル・ファニ『国宝』
美術賞:種田陽平、下山奈緒『国宝』
音楽賞:原摩利彦『国宝』
録音賞:白取貢『国宝』
■ドキュメンタリー部門
ドキュメンタリー映画賞:『よみがえる声』(朴壽南、朴麻衣監督)
■アニメーション部門
大藤信郎賞:『普通の生活』(水尻自子監督)
■TSUTAYA DISCAS映画ファン賞
日本映画部門:『おいしくて泣くとき』(横尾初喜監督)
外国映画部門:『F1/エフワン』(ジョセフ・コシンスキー監督)
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